2007年04月10日
昨日、M邸の木工事が終了間近になり、【工程内社内検査】を実施してきました。
当社では建築工事の社内自主検査を進めており、竣工検査は基より、各工事の完了に合わせて、【工程内検査】を実施しております。
チェックリストに則り、細部に渡り確認していきます。
お客様の目線を忘れない事が大切です。
この【工程内検査】の内容を少し説明します。
私共の進めます建築工事は殆どが機械ではなく、人の手で進めていきます。
言うまでも無く、当社の協力業者の職人さん達は選りすぐられた職人さん達ばかりなのが私の自慢です。
しかし残念ながら、人はパーフェクトではありませんし、またその使われる材料、即ちこの木工事に至っては無垢材を使用している事もあって、決して完全な作品になっているとは限りません。
当社の建物はどこかのローコストビルダーの建物と違い、材料が工業製品ではありません。
従ってノミ、鉋を使いながら、本来の大工の技術を十分に発揮してもらう、本当の手作りの作品なのです。
またこの木工事などの職人の技量に左右される作業では職人と設計者との思い違いが、無いとは限りません。
この日の検査では施工ミスとは言えないが、こうした方が良いのではないかという2ヵ所の項目を指摘し、大工と共に検討し、改善する事にしました。
より良くなる為の改善も、内装工事に入る前の、今なら変更・修正ができるのです。
このように、今なら間に合う修正がタイミングを逃すと修正が利かなくなるのです。
そこで当社では各工程(基礎工事・上棟・外壁屋根工事・断熱工事・木工事・内装工事・設備工事・外構工事)の完了時、即ち次の工程に入る前に、それぞれの作業者立会いのもと、【工程内検査】を実施して、未然に工事ミスや思い違いによる施工ミスを予防しているのです。
当社ではこの【工程内検査】を最終竣工時に実施する【社内竣工検査】以上に重点を置き、実施しています。
この検査の目的は勿論、未然に隠れたミスを予防する事ですが、それよりも私がもっと大きく意義を感じているのは、この検査に作業責任者を立会いさせる事でその作業者の今後のスキルアップに繋がっている事です。
どんな人でも同じ失敗を指摘されるのは嫌でしょうし、職人としてのプライドが許さないのは当然の事です。
プロの視点で仕上りを点検するだけではなく、お客様の視点に立ってモノを見る。
このプロセスが最終の素晴らしい仕上りの原点になると考えています。
また当社では国際品質規格であります【ISO9001認証】を取得しています。
このプロセス管理を記録に残し、日々の品質管理業務と次の作品の品質向上に役立てております。
私達ビルダーの使命は公共の検査機関が保証する製品品質だけではなく、このような自助努力によるところの自律型管理が必須であると考えております。
今後も公共検査機関に頼るばかりではなく、自らに厳しく、このような自主管理を進めて参ります。








