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能登半島地震レポート

2007年08月06日

 今回の中越沖地震で被災された皆様にはまだまだご苦労の連続だと思います。
心より御見舞申し上げます。
 さて少し前の事になりますが、今年3月25日に発生した能登半島地震のレポートが業界内に出て来ていますので少し紹介しておきましょう。

 最近になり、3月の能登半島地震の検証レポートがまとめられて文献で報告されて来ています。
 この地震でも500棟を超える住宅が全壊しています。
被害はやはり地盤が弱い地域に集中していましたが、築10年の新しい住宅でも全壊した建物が見られました。

 倒壊した建物を見ていると、下記のように原因はほぼ特定されています。
① 昭和56年以前の(いわゆる旧耐震基準で建てられた)建物であった。
※ 建築基準法は地震のたびに改正されていますが、特に昭和56年6月に『新耐震設計法』 に基づく耐震基準が大きく改正された。
※ あの阪神大震災でもなんと、倒壊した木造建物の内、95%~97%がこの旧耐震基準で建てられ、昭和56年5月までに竣工したものだったと言われています。
② 地盤が悪い。(弱い)
③ 壁が少ない。
④ 接合金物が使われていない。(少ない。)
⑤ 土台や柱が腐朽されている。


また前述のように築10年の建物でも全壊した建物が見られたということですが、これはやはり開口部が多く、壁が少なく、またそのバランスが悪いといった耐震基準以前の当たり前の設計と施工が出来ていない、手抜き建築と言わざるを得ませんし、建築確認申請通りの工事をしていないかもしれません。

 そして平成7年と12年に補強金物に関する基準が追加され、現在に至っています。
 この後も十勝沖、新潟中越地震等の大地震に見舞われていますが、平成12年以降の建物の被害は殆ど無く、この基準での木造建物は図面通り施工されていれば、まずどちらのメーカーや工務店でも、またどの工法での施工でも安全な建物と言えるのです。
ただし、より強い建物を作る事も可能です。
当社では地盤や基礎工事、そして構造骨組みに拘り、常により強固な建物の建築を進めています。
 
でも、残念ですが、当たり前の工事をしない、いや出来ないビルダーがたくさん存在する事も事実なのです。


大黒DSC04793.JPG
パーフェクトに配置されたオール檜の柱と全て含水率18%以下の米松の梁です。
もちろん補強金物も位置と個数を何度もチェックしています。
この素晴らしい七寸角の檜の大黒柱をご覧下さい。

 耐震につきましては、当社では【木造住宅耐震補強事業者協同組合】に加盟し耐震診断や耐震補強の研究と共に、その為の資格取得などにより、前向きに劣化対策のご指導を進めています。

 今回の中越地震を見ていましても到底油断は出来ません。

地震が来たら逃げ出さないといけないような家ではダメです。
安心して住まえる住宅にする為のお手伝いもさせてください。


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