2008年07月22日
ある本を見ていて、【ロングライフデザイン】という言葉を見つけました。
えっ、あまり聞きなれない、でも何か興味ありそう!
【ロングライフデザイン】とはユーザー側から、すなわち消費者側からの定義としては、『長くいつまでも愛され、丈夫で長持ちする』『手入れがしやすく、心地良く使い続けられる』とされ、いいモノだから『同じモノをまた買い替える』『部品交換で長く使い続けられる』デザインとされています。
また製造者、企業側からの定義としては『10年以上経っても製造し続けられ、愛されるデザイン』とも言われ、加工のし易さ、量産性、安全性に富んだ優等生であります。
そうですよね、身の周りにもたくさんの【ロングライフデザイン】を誇るモノがありますよね。
例えば私の使用しているシャーペンはもう10年近くなりますし、システム手帳に至っては平成3年9月からですから、もう17年近くも使い続けている事になります。
10年近く、今日まで毎日使われてきたシャープペンシルです。愛着が沸きます。
なんと約17年間使われ、蓄積された1000ページ近い手帳リフィールの束です。見出しには家族の記念日、会社のイベントや大きな出来事、社会の出来事などが出ています。何年前の何月何日に、どこのどなたとどんな事があってどう感じたか、全て瞬時に思い出されます。
この手帳の本革の表紙はもう4冊目になります。これが本来の【ロングライフデザイン】でしょうか。
先日、セイコウ社のシェーバーの外歯がダメになったのですが、もう部品も無くて「新品にした方がいいですよ」と言われるのを覚悟しながらダメモトで修理に行きましたら、もう6年以上前の製品なのにしっかり部品が家電屋さんに在庫していて驚きました。やはりメーカー品は値打ちがありますね。
さてこのような『長く続けられ、愛されるデザイン』とはまさに、私たちが扱う【住宅】にこそ大切にされなければならないものではありませんでしょうか。
『世代を超えて住み継がれる住まい』、これこそ究極の【ロングライフデザイン】と言えると思うのです。
骨組みは勿論の事、ひとつひとつのアイテムもいつでもやり替えや修理ができる。
これはたびたび新製品が発表され、すぐに製造中止になる某メーカーの新建材では到底対応できず、やはり歴史が証明した伝統の純粋無垢材を使用した住宅こそが【ロングライフ】の輝かしい名称を与えられるのではないでしょうか。
無垢の桧が骨組みで、内外装には漆喰を塗るのです。姫路城や鼠小僧でお馴染みの土蔵と一緒がいいのです。(チョット言いまわしが極端?)
火山灰の自然素材を原料に使われた『そとん壁』が外壁に塗られた【風が佳く通る家・・・「風佳の家」】です。
内部和室には無垢の桧柱と漆喰塗り壁、そして天然イグサの本格畳、そして棹縁天井には桐無垢の天井材を使用。これがエッグ住まいる工房の常識です。
柔らかく、優しい色調をご覧ください。
もはやこれまでのように合理的に買い替えてきた日本の、いや世界の消費社会では立ち行かなくなる事は歴然です。南の島国を沈めてはなりません。
モノを大切にし、在るモノで間に合わせる【もったいない社会】を作っていかなくてはなりません。
子の、いやそのまた次の孫やひ孫の世代に絶対に我々のツケを残してはならないのです。
みんなでこの【ロングライフデザイン】を考えようではありませんか。








