2008年08月07日
先日の読売新聞に《技術者の心構え『工学倫理』》という記事が出ていました。
何かと言いますと、最近の「偽装・捏造・不具合」などの不祥事が相次ぐなかで、技術者の心構え・社会的責任を説いた『工学倫理』というテーマが注目され、大学の工学部で講義する取り組みが続けられているというものです。
元はというと技術者OBらが会員を構成する社団法人「近畿化学協会」の会員の皆さんが、相次ぐ不祥事などを踏まえ「工学倫理をもっと広めよう」と大学に呼びかけ、この会員が講師として派遣され、授業が始まったそうです。
メーカーを定年退職されたシニア世代の先輩方が中心となって、近畿大学や同志社大学、大阪大学など20校に出向き、心ある技術者を育てていこうという思いで講義されているのです。
この『工学倫理』のきっかけは1986年に米国で起きたスペースシャトルの爆発事故。
打ち上げ前に問題点を指摘した現場の声が届かなかった反省から米国で本格的に議論され、始まったものです。
製造にかかわった商品で、事故につながりかねない不具合を察知した場合、勤務先の事情を優先するのではなく、利用者のためにきちんと対処できるか。
この『工学倫理』という企業にとって最も大切と思われるテーマは社会人としての最低のモラルを構成し、ソフト面での大きな礎(イシヅエ)に成るべきものです。
また私たち住宅ビルダーにとっても忘れてはならない重要課題として、企業の社会的責任『CSR』 ・ 『危機管理』 ・ 『リスクマネジメント』などと共に、常に肝に銘じていかなければならないバックボーンに成り得るものだと感じました。
ちょっと考えさせられる記事でした。
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