2009年03月16日
「お母ちゃん、寒いねんけど。」
「何言うてんのん、寒いんやったら、もう1枚着んかいな。」
今日のブログ、何故こんな会話から始まるんでしょうか?
その昔、そう、私たちが小学校低学年の頃(昭和30年代)(ナヌ?今年は昭和84年やから、50年前?古っ!フルッ!)、家ではこんな会話をしていませんでしたか?
今、皆さんは子供達に「寒いんだったら、暖房点けなさい。」と言っていませんでしょうか。
そうなんです、私たちは『地球温暖化対策や、エコ運動』とか何とか言ってても、身近かでは「暖房点けなさい。」こんな会話をしながら無駄なエネルギーを使っているのではないでしょうか。
(恥かしいですが、私のとこでも言ってます。)
断熱性能が売りものの住宅を設計施工している会社の社長がこんな話題では社員達から『家作りのコンセプトから外れている。』と非難を受けそうですが、敢えてここで伝えたいのです。先日の旅行での『気付き』から。
終わりの寒波が来て、結構積雪があった先月の終わりに、以前から絶対行ってみたかった所、世界遺産の岐阜県《白川郷》へ萱葺き屋根と合掌造りの歴史ある建物を見に行ってきたのです。
この建物に関する話題はまた改めることにして、このブログで皆さんにお伝えしたいのはこのテーマに書いた『もう1枚着んかいな!』なのです。
何故かって。
それはこの極寒の地《白川郷》での建物は世界遺産とは云え、今もこの地の方々が実際に住まわれている、まさしく生きた歴史建造物なのでした。
一番驚いたのが、木造萱葺きの建物には全くといっていいほど断熱の“ダ”の字も見当たらない、メチャクチャ寒い住宅なのでした。
外部右側に見える《雪よけのヨシズ》の裏側は外壁部分ですが、板戸のガラスと障子のみで、いわゆる壁はありません。
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この地域の合掌造りが築200年から400年です。
ここで住まわれている方々は私たちのように決して『寒い寒い、暖房、暖房、断熱、断熱』なんてチャラチャラと、全く弱音をはかずに頑張っておられるのです。
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真正面に見える窓は障子だけで雨戸もありません。
世界遺産に指定された合掌造りの住宅の見学をしていた時、そこで見つけたのがそこに住んでいる少女がひとり、真っ赤なホッペの可愛い女の子でしたが、着ていたのが洋服の上にあの《デンデコ》。《ちゃんちゃんこ》ではない、あの袖もある綿入れのあれです。関東では《綿入れ半纏》とでもいうのかなあ。
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このライブ映像と一緒です。
そうです。
ここのひと達は「寒いんだったら、暖房点けなさい。」とは言わずに絶対に「何言うてんのん、寒いんやったら、もう1枚着んかいな。」(※大阪弁とちがうやろうけど。)と言っておられるような気がしたのです。
そりゃあ屋根は萱葺きで断熱性能があると思いますけど、壁は板壁ばかりで断熱とは無縁、そして窓に到っては薄い薄いガラス1枚と障子紙1枚だけのむきだしなんですから、暖房なんか全く効く訳ない。
そんなん、外に住んでいるのと何ら変わらない、それこそ断熱なんか考えたことも無さそうな裸の家と云っても過言ではない、自然そのまま、外気と一緒の家なのですから。
あの可愛い真っ赤なホッペたの少女が着ていた綿入れの《デンデコ》を見て、身体が弱くていつもハナ垂らししていた自分のあの頃が蘇ってきたような気がして、何か懐かしさを感じたのでした。
今回合掌探訪の旅を企画してくれた大工棟梁の皆さんと、新井監督と。
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暖を摂るのはこの《囲炉裏》だけ。でも結構暖かい。
あの頃って大阪でも毎年結構雪が積もって、校庭で雪合戦なんかしたと思うけど、今は本当に無くなってしまいましたよね。寂しいなあ!
家の断熱なんか全く効いていなかったから、この北国のようにみんな《デンデコ》持ってましたよね。
よろしいやん、寒うても。
さああの頃を思いだして言いましょう。
「何言うてんのん、寒いんやったら、もう1枚着んかいな。」
ちょっとでもいいですから、あの頃の本当のエコ生活を思いだしてみませんか?
因みにもう1枚着ると当社の住宅では、全く暖房費は不要になると思いますよ。
こちらもおっしゃっておられます。⇒ ⇒ ⇒
《白川郷》の記事は後日のお楽しみに。








