2010年06月09日
先日駅前の売店でこのようなセンセーショナルな
活字が躍る週刊誌が並んでいたので気になって買い求めました。
それはあの経済ジャーナリスト『堺屋太一』氏が寄稿されていた文章でしたが、それなりに予想はしていたのですが、中身を読んでやはり愕然としました。
その内容はと言いますと、この中国という国は、北京オリンピックでは開会式でのこれまでの慣例であったABC順の行進順を中国語の画数の少ない順に変更したり、現在開催中の上海万博でも、これまでの慣例であり西洋の伝統であった中央広場を囲むパビリオン配置を変更し、巨大で真っ赤な中国館を中央部に建ててしまうという、これらはまさに「中国文化を第一のものとして考える」国民性の表れた例だと書いておられます。
なかでも私が特に注目したのは、次に書かれた『一番安い物は日本にやる』というサブテーマのくだりでした。
ここにはまず日本経済がデフレから抜け出せない一つの要因として、日本の生活の質の下落=デクオリフイケーションが進んでいると言うのです。
そこでこんな実例を挙げていました。
≪去年11月私が上海のジーパンを作っている縫製工場を見学した時に工場側の説明に衝撃を受けました。「手前の製品は日本向けで卸値が20元(約280円)真ん中は中国向けで40元、向こうがアメリカ向けで100元です。20元のジーパンを買うのは日本人くらいしかいない。
見てください。日本向けのジーパンはミシン目をこのくらい飛ばして縫うのです。」と。≫
ここで堺屋氏はこうも続けています。
≪皆さんも自分たちの住生活を思い浮かべてください。
21世紀になってから自宅にお客さんを招く習慣がなくなっていると感じませんか。
以前は主婦の集いや子供の誕生パーテイーなどがたくさん有ったのにすっかり廃れてしまいました。
その影響でインテリアに気を配る人がどんどん減り、「住宅の納戸化」という現象が進んでいます。
つまり住まいが物置化し、そのすき間で寝起きするような生活をする人が増えているのです。≫
近い将来必ず起こると言われる中国バブルの崩壊時に日本が一番影響を受け、「このままでは日本は終わる」と結んでおられました。
厳しい経済環境の中ではありますが、私たちはもう一度「家族と一緒に豊かな生活を楽しむ」事を思い出し、もう一度「ニッポンアイデンテイテイを思い起こそう」ではありませんか。
でもこんな嬉しい事もありました。
あるラジオの深夜放送で東京大学の学生さんが『東大5月祭』のPRに出演されていて、番組最後に司会者から「卒業したらどんな進路に?」との質問に、ひとりは「弁護士」と答えていたのですが、もうひとりの学生は「東京電力の社長」ときっぱりと答えていたのが嬉しかったのです。
東京電力と言えば日本経済のリーデイングカンパニーです。
東大法学部の彼らにとっては決して夢なんかではなく、現実の目標として捉え、言っているのでしょうが、『この国の将来は自分が引っ張るぞ!』という強い意気と気合いを感じたのです。
頼もしい若者たちで、少しホッとした一瞬でした。
あれ! そう言えばこのネクタイ、伊丹空港で買ったもので2本1900円やったなあ?
ヘンなValentino マークに裏地の中にやっぱり有った『MADE IN CHINA』
ジャンジャン!








