2010年10月13日
『志 高く』
まさしくこの人の為にあるような言葉です。
孫正義氏、言わずと知れたあの〈ソフトバンク〉〈ヤフー〉の社長で、資産5000億円以上、常に長者番付の日本ベストテンに名を連ね、日本社会の先頭を切っている経営者ですよね。
孫氏は佐賀県生まれの在日韓国人ですが、約20年前に帰化して日本国籍を取得されている歴とした【日本の経営者】です。
19歳にして「20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を最低でも1000億円貯め、(壱千万円とちゃいまっせ~)40代でひと勝負し、50代で事業を完成させ、60代で事業を後継者に引き継ぐ。」という人生50年計画を立て、今もその計画の実現に向けて走り続けているといわれます。
さて本題に入りますが、先日の村上龍氏のテレビ番組【カンブリア宮殿】に孫氏の特集番組が放送されていて、かなり興味を抱いた部分があったのです。
残念ながらテレビを見れたのが終了間際のまとめの一部分なのですが、3点ありましたので紹介してみます。
孫氏の言葉で、
①「常に7割の勝算で勝負をかける。多くの企業は9割の勝算ができるまで待っているから遅れる。」(私の場合は9割5分の勝算がないと動けません、情けない!)
②「ソフトバンクは創業30年。企業30年説があり、30年生き残れる企業は0.2%と言われるなかで、当社は300年をめざす。その為には目先の3年、5年で一喜一憂しない。大きな視点を持とう。」
次の言葉が一番感銘を受け、思わずメモったのですが。
③「ものごとを達成するには第一に『理念』第二に『ビジョン』があり、次に『戦略・戦術』。そして最後が『計画』である。計画ばかりに目を奪われていると本来の行く先が見えなくなる。
理念・ビジョンを共有する事こそ、一番の成功の道筋である。」
偉そうに書きましたが、たいへん共感した言葉でしたので、誰かに伝えたくて使わせてもらいました。
そのほか、番組のなかで気がついたのは、司会の村上氏や小池栄子さんの質問にも本当に丁寧に誠実に答えておられたのが印象に残りました。
またその返答ぶりも見事な表現力と言葉の厚みを感じさせる内容であったのです。
番組最後の村上龍氏による『編集後記・ショートエッセー』では、「孫さんはどんな質問にも、ていねいにストレートに答えた。
何という率直な人だろうと思った。プレゼンの天才だと聞いていたが、説得力を支えるのは弁舌ではなく、火のような意思の力だと改めて知った。
老練な紳士と素直な少年が、また夢を語るロマンチストと徹底したリアリストが、孫さんの中で矛盾なく同居しているのが、目に見えるようであった。」
さすが、芥川賞作家のエッセーです。この表現力も見事ですよね。でも、ほんとうにその通りなのです。
強く、素晴らしいやりとりを目の当たりにし、何かうきうきとした若々しい感慨に浸れた時間でした。








