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2009年10月の記事
社長のコラム 09.10月号《その1》
『感心させる技術』と『隠し味の技術』
先日の早朝のNHKラジオ番組で《ラジオ朝一番・ビジネス探訪》という放送をやっていて、何気なく聴いていた内容でアレッと感じたフレーズがありましたのでご紹介したいと思います。
この放送は、ある大学教授が『頑張る中小企業』と題して地方の企業を廻り研究し、その特色を探りながら、この不況下でもこんなに頑張っている企業もありますよと、紹介する番組でした。
その中で出たフレーズが、ある機械部品メーカーの社長さんが言われた『感心させる技術』と『隠し味の技術』というものでした。
この言葉が耳に入り、慌ててボリュームを上げたのですが、この機械部品メーカーといいますと、あのリーマンショック以来、最も影響を受けたであろうと言われている厳しい業種です。
でもこの社長さんは何とか踏ん張っておられるようで、元気良く答えておられたようです。
さてまず『感心させる技術』とは、常に最新鋭の技術(製造機械)で武装していく事で、(ISO9001システムもいち早く導入した)投資の資金繰りは大変だったが、仕事もしっかりついてきたそうです。
そして次の『隠し味の技術』とは、注文を受けた部品図面で、ただ孔を開けるように書いてあるような場合に、その孔がどのような用途の孔かを確認したり、図面を読み取って、それに適した孔開けを行い、お客様から喜ばれ注文が途切れないのだそうです。
最新の高価な機械を購入して加工しただけでは、決してお客様に喜ばれる製品はできないという事でしょうか。
運転しながら必死でメモを取りましたが、やはり興味深い言葉でした。
私が常に社員に伝えている事で「フォローの風が来た時の為に、確かな技術とフレッシュな情報を身にまとい、しっかりとその風を摑めるように常に準備を怠らず、体制を整えよう。」があります。これができれば『感心させる技術』でしょうか。
以前、このコラムで『アナログorデジタル?』と題して、『匠の技』を駆使し『フェイスtoフェイス』『ハートtoハート』な活動をと書きましたが、まさにこのハートフルな活動こそ、ここで言う『隠し味の技術』であると思います。
お客様のニーズをどこまで深く汲み取る事ができ、実践できるかがこの不況下の企業の生命線です。
益々研究開発を忘れず、心のこもった事業を進めたいものです。
2009年 10月号
一級建築士 代表取締役 竹澤彰規
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