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2009年11月の記事

『木』のお話し 09.11月号

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こんにちは。
今回は桐についてお話をしたいと思います。
桐は、ゴマノハグサ科キリ属に属する木です。高木になるのはキリ属に属する桐だけで、その他のものはほとんどが草です。


原産地は中国で、日本でも植栽されてきました。南部桐、会津桐が有名です。
箪笥などに使われ、衣類の保存に最適とされています。
昔は女の子が生まれると桐の苗を植え、結婚のときに箪笥にして嫁入り道具にするという風習がありました。
15~20年で8~15メートルの成木になるので、嫁入り時期にちょうどよかったのかもしれません。


では何故箪笥などに最適なのでしょうか? それは、乾燥後は収縮、狂いが大変少ない上、桐の成分であるセサミン、バウロミンは虫を寄せ付けにくく、タンニンは腐食に強いのです。また、柔らかくて比重が軽いために調湿性能に優れ、細胞(道管が多い)に空気が充満して熱伝導率が悪いため、火事になっても中の衣類は燃えにくいところから箪笥、金庫として重宝されてきました。


しかし、油断は禁物です。高気密・高断熱の住宅が増えてきていますので、押入れなどの結露には十分注意し、衣類の陰干しも衣類用防虫剤も必要かもしれません。
あの悪名高きヒラタキクイムシにも要注意です。


日本各地に生息しているヒラタキクイムシの幼虫が食する樹種の中には、桐も含まれています。
どこからともなく飛来し、卵を産み付ける可能性があります。


春先にお部屋の床に細かい木屑が落ちていて、小さくて(2~8ミリ)茶褐色の虫が飛んでいたり、死骸が落ちていたりしたら市販の薬剤などで対処して下さい。

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