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2010年03月の記事
「木」のお話し 10.3月号
こんにちは。
今回は、フィトンチッドについてお話をしたいと思います。
「森林浴」という言葉をご存知ですよね。
公園を散歩したり、山歩きをしたりすると「心が落ち着く」とよく聞きませんか?
それは樹木の香りが心に安らぎを与えているからです。その香りの正体がフィトンチッドなのです。
では、フィトンチッドって何なのでしょう?
フィトンチッドとは、樹木の副成分のひとつ「テルペン類」と呼ばれている有機化合物です。
植物は光合成をします。太陽のエネルギーを利用して酸素を放出します。それと同時にフィトンチッドも放出します。
フィトンチッドを放出することにより、樹木自身を虫や病気から守る、いわゆる自己防衛作用なのです。揮発性物質ですので空気中を漂い森林の香りとなり、人間に降り注ぐと森林浴になります。
このテルペン類が部分酸化するときに現れるマイナスイオン物質の作用が、色々な効果を生み出します。害虫忌避、殺菌作用、消臭効果、精神安定効果など様々です。
フィトンチッドを多く放出する樹種は、針葉樹ではトドマツ、ニオイヒバ、ヒノキ、スギなどで、広葉樹ではシキミ、クスノキ、タブノキなどです。
6月から8月にかけて放出量が多くなりますので、積極的に公園の散歩や、山歩きに出かけてみては如何ですか?
最後に、フィトンチッド(Phytoncide)はロシア語から来ていて、フィトン「植物」、チッド「虫などを殺す」と言う意味だそうです。
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