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「ノキ弁」のススメ

《ノキ弁》のススメ、日弁連が推奨《サンケイ新聞》
何の事やろ?
これは日本弁護士連合会が新米弁護士に対して独り立ちを推奨している記事でした。

先日サンケイ新聞に面白い記事がありました。
法曹界の今年のキーワードは《ノキ弁》
この記事は日弁連が推奨する今後の雇用形態の事で、新人弁護士を法律事務所の〈軒先〉を間借りだけさせ、独立採算で独り立ちさせるというもので、これまで の新米弁護士さんの一般的な雇用形態である、若手時代に法律事務所で給料をもらい、勉強しながら勤務する《イソ弁》(居候弁護士)とは違った形態になると いうものです。
 
 何故《ノキ弁》なのか?
これは司法制度改革に伴う弁護士急増時代(現在全国で2万2千人いる弁護士が10年後には2倍以上の4万7千人、30年後には9万5千人を越え、今後の新 人弁護士の就職は〈氷河期〉を迎える事が確実視されているらしい)に対応する為の新人雇用対策の一環らしいのですが、果たして新人がいきなり独立採算で独 り立ちできるのか?いや、働き場所があるだけマシかも?と書かれていました。
 
 これからの時代、〈訴訟社会〉が来るとは言いつつも、司法試験の厳しい難関を突破した弁護士さんも相当多難な時代に突入しそうですね。

 さて〈総資格者時代〉と言われ、ひとりで数十種もの資格を持つ〈資格マニア〉と言われる人も現れるこの昨今、果たしてこの〈資格〉というものを持つ事でそれがすぐに役に立つものでしょうか?

 私達一級建築士の仲間にはこんな言葉があります。
「一級建築士の免許は足の裏のメシツブだ。」というのです。
なんのこっちゃ!
 これは「足の裏についたメシツブのように、取らないと気持ち悪いが、取っても食えない。」というものです。

例えは悪く、たいへん下品な表現ですがまさしく的を得た表現でして、取得してもそのまま食べる事ができないのがこの免許というものなのです。
 
 しかしこれは全ての資格に言えると思います。
弁護士さん、医師や公認会計士さん、税理士や司法書士さん、などなど。
全て《士》や《師》と言われる人が本来の実力を発揮できるには経験に裏打ちされた実績が物を言うのです。

 従って《士》や《師》の免許は取得してからが本当の勉強であり、この勉強は一生続きます。

この一生の勉強を忘れ、傲慢になった〈先生〉と言われる一部の有資格者が新聞紙上を賑わし、真面目にコツコツと事業(社会貢献)を進める本来の有資格者の尊厳を損ねているのです。

 また私達の建築の世界でもこの資格を貸したり借りたりして事業を進める輩がいます。

生活者、ユーザーの皆さんは油断してはなりません。
しっかりとお付き合いする建築会社や不動産会社の中身を吟味精査して計画を進めなくてはならないのです。
この時代、きっちりとした資格も持たずに営利主義の事業(商売)を進める会社が五万とあるのです。

 そしてまた、そんな時代だからこそ、私達有資格者、国の許可を得た会社はユーザーの皆さんのご期待に添えるよう、また信頼を損なう事の無いよう、胆に命じなくてはなりません。

 うそつき経営者にはなりたくありません。

 サンケイ新聞より参考に
《ブル弁》:ブルジョア弁護士  儲かっている弁護士
《ロウ弁》:主に労働事件を担当する弁護士
《ボス弁》:イソ弁の対極。法律事務所を経営する弁護士
《兄弁》 :イソ弁の内、先輩格の弁護士
《パー弁》:経営パートナー弁護士。ボス弁と同意
《アソ弁》:アソシエイト弁護士。イソ弁と同意

面白いですね。

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