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何故? 木造の家がいいのですか?(その1)

よくお尋ねのご質問です。
今回は3回に渡り、このご質問にお答えして参りましょう。


 一般に住宅の建築工法には在来軸組工法・2×4(ツーバイフォー)工法・鉄骨工法・RC(鉄筋コンクリート)工法があります。

 
 私達が進めています在来軸組工法については最後にするとして、まず最初に2×4工法について述べます。

 
 この工法は木造ですが柱は無く、合板パネル壁で組み立てます。合板壁を多用しているので耐震性に優れています。
しかし大きな窓が取りづらく、風が通りにくい構造で、発祥の地域である、湿気が少なく雨も少ない欧米の気候風土に適しています。
工期は短めですが、壁工法の為、増改築がしにくい難点があり、接着剤を多用するためシックハウスが心配です。工期短縮や費用を抑えたアパートなどには適した工法と言えるかも知れません。従ってコストは安めです。


 次に、軽量鉄骨パネル工法は柱や梁を軽量鉄骨で組み、屋根や壁が工場生産のパネルなので品質にバラツキが少なく、工期も短いのが利点です。
しかしこれも増改築がしにくい、鉄骨の熱伝導率が高い為、断熱に費用がかさむ、塗装が剥がれ、錆びによる耐力低下が心配といった難点があります。
やはりこれもアパートには適した工法と言えます。
建築コストはこの4工法の中で一番安価でしょう。


 同じく鉄骨造の重量鉄骨工法はコストがかさみますが、大空間が得られます。
施工会社のしっかりしたノウハウ、工事管理と実績があれば、素晴らしい住宅ができると思います。
高層ビルや駐車場には最適です。
 でも一般住宅に採用するには断熱や遮音、コストの面でどうでしょうか?

 
 ところで「鉄は火に強い」というイメージはありませんか?
実は鉄も火に弱いのです。
火事の際、弱いとされる木材は、ある程度の厚みや太さがあれば表面が炭化する事で木材が燃えにくくなる為、それ以上の燃焼は進みません。

この性質が火事による倒壊から一定程度守ってくれるのです。

それに引き換え、鉄は熱を加えると急激に力を弱め、柱や梁がアメのように曲がり、突然崩れてしまう事があります。
消防隊員さんはかえって鉄骨造の方が消火活動に気を使うと言われています。


 次回はコンクリート工法をお伝えします。

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