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『住宅を売り買いするという発想』

 私は同業他社の事業内容や活動を批判したり、他人を中傷したりするのをあまり好みません。
しかしこの住宅事業に身を置くものとして、『住宅を売り買いするという発想』だけは理解が出来ないし、そのやり方にはついつい苦言を呈してしまいます。

 

最近ハウスメーカーや新興住宅ビルダーがテレビコマーシャル等で「建築棟数全国一」とか「販売戸数全国何位」とかのフレーズをよくうたっていますが、さて住宅とは売ったり買ったりするものなのでしょうか?


ただただ数を売れば良い、1分でも1秒でも早く契約を交わす。そのためには派手なカタログと現実離れしたモデルハウスで錯覚を起こさせたまま、一気に契約に進める手法。


住宅雑誌などでよく聞く言葉で「営業マンがいい人だから契約しました。」
えっ!営業マンが大切な家を作ってくれるのですか?守ってくれるのですか?その営業マンは3年から5年の間に転勤してしまうのですよ。優秀な人ほど、全国の営業所から引っ張りだこで、その営業所を次々と巡り、出世していかれるのですから。


当社には専任の営業マンはいません。
全員が有資格者のセールスエンジニアです。(1・2級建築士、インテリヤコーデイネーター、介護福祉士、耐震技術認定者、ファイナンシャルプランナーなどなど)
従ってこの全員がプロの目と知識を持ってエンジニアリングサービスを行う事ができます。
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竹沢チーフデザイナー
宮本設計室長
宮本設計室長
長谷川達也
長谷川達也
高次喜代美
高次喜代美
林義人
林義人
新井恒一
新井恒一
川崎照子
川崎照子
村本智香子
村本智香子

なんか、拝み、頼んでます。
建築棟数を伸ばすためには工期を短くし、次から次へと着工しなくてはなりません。
工期を短くする事は大工さんの手間を減らしてコストダウンにもなりますし。

《1日・日当いくら》で契約している当社の大工さんと違い、これらのメーカーやビルダーの大工さんは請け負い制でこの建物の大工工事を《1棟いくら》で請けていますから作業をじっくりやっていると日当になりません。
休憩もそこそこに、どんどん作業を進めないと、それこそ普通の日当にならない程、厳しい単価で請け負っておられます。

それに引き換え、当社の大工さんはあくせくしていません。常にマイペースです。おまけに急かすと怒られます。
「急かされてええ仕事が出来るかい!」
お~怖わ怖わ!
隈元棟梁
隈元棟梁
内ノ宮大工
内ノ宮大工
またその建物の中身も、工業製品が目白押しです。
シックハウスが絶対出るビニールクロスや合板フローリング、接着剤が一杯の新建材で作られた貼り合わせのドアなどなど。
 彼らの何よりも大切なコンセプトは《早くできて、クレーム少なく、見た目は均質に》なのです。
これらの仕上げ材は工業製品ですから、全てが《簡単施工、メンテも簡単、見た目は均質に》というものばかりです。
 ですから私たちが標準仕様とする無垢材の床材や漆喰などの塗り壁、無垢材でできたドアなどは逆に、《施工手間は約3倍、乾燥収縮でひび割れなどのクレームが出易い、見た目は、生きている材料ですので当然、不揃いが当たり前です。》 さあどうされます?
健康志向に則った、シックハウスとは無縁で調湿効果が高く、体に優しい建材を取りますか?それとも?
 
 ご理解頂けましたでしょうか。
このような自然素材の採用は棟数を追わなくてはならない、そしていちいち細かいクレームを出していられないメーカーさんでは到底採用できない代物なのです。

 また監督さんもひとりで常に15~20棟の工事を管理していると聞いています。
え~、そんなに見られるもん?
そうです、大工さんに任せて段取りを進めているのです。
均一化、パターン化された図面、工業化された材料を使うからこんな事が可能になるのでしょう。
 当社のように建物ごとに仕様が全く違っていると、とても不可能です。

 最近テレビで宣伝している大手ハウスメーカーの《木造住宅》は柱や梁に《貼り合わせの集成材》を使った住宅なのをご存知ですか?
決して世界最古と言われる築1400年の日本古来の伝統を誇る《法隆寺》で使われている檜無垢材の木造建築ではないのです。


私はかねてから『住宅は施主様とご一緒に創るもの』と言ってきています。
決して「売ってチョン」「売れて良かった、ハイサヨナラ、あとは頼みますー」ではダメなのです。
こんなに世話のやける材料を使っているのですから、建てたあとからこそ、永い永いお付き合いが始まるのです。


 非難する事を好まない私ですがこの事だけはお伝えしたいと思います。
あ~、大分スッとした!
田中内観

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