社長のコラム 11.3月号 ≪その1≫

社長のコラム 11.3月号 ≪その1≫

『 まだまだ捨てたもんやない、NIPPON 』     
 
    

去る1月29日に【 世界で最も持続可能な100社 】というランキングが発表されました。
不勉強な私は「何それ?初めて聞く言葉やな。」 と疑問を持って見てみたのですが、これはカナダのコーポレートナイツ社という調査会社が2005年から行われ、毎年開かれる世界経済フォーラム(ダボス会 議)に合わせて発表される《Global 100》という権威あるリストらしいのです。 内容はというと、世界3500企業から「環境・社会・ガバナンス(法令遵守や組織を円滑に統治する仕組をい う企業統治)などに対する取り組みを評価するものだそうです。
 

そこでちょっと驚いたのがその100社に占めた日本企業の数です。国別で、なんと日本が最も多く19社、2位が米国の13社、そして英国、カナダと続いていくのです。

この19社には14位の日東電工さん、23位のイオンさん、24位にT&Dホールデイングさんを始め、ソニーや商船三井、三菱電工さんなどが続 いてゆきます。勿論日本を代表する東京ガス、パナソニックやコニカミノルタ、日産自動車も名を連ねています。このランキングの基準となるのは、最近よく言 われる「CSR」(企業の社会的責任)や「コンプライアンス」(企業の法令遵守)などの企業の根幹となる安定度をランクしたものと言っても良いでしょう。 特筆すべきは82位にランキングされた、昨年あのリコール問題で米国を、そして世界を揺るがせたトヨタ自動車が見事復活してきた事が何よりも嬉しい事で す。
 

地球環境悪化、世界中の景気低迷、そして企業の将来がまだまだ不透明な中で、こうして
日本企業が世界一の威容を誇っている事は大変喜ばしく、誇りに思える記事でした。
 

そしてもうひとつ。昨日(2月17日)、これもまた嬉しい活字が躍りました。
『 若田さん船長に! 』そうです、あの宇宙飛行士の若田光一 さんが国際宇宙ステーションの船長を務め、長期滞在の指揮を執るというのです。会見では「日本の国際貢献に対する信頼感があるからこそ、船長を任せられた と思う。日本人の和の心を大切にし、チームをまとめていきたい。」と抱負を述べられていた。 この分野でも世界での大きな地位を築いてくれています。

でも油断は出来ません。経済力において遂に日本を抜き、GDP世界第二位となった中国は勿論の事ですが、一部では今や技術力において日本を抜き去っ たとまで言われるお隣の韓国も侮れません。その国力の根幹は何か? それは未来を担う若者への教育です。我が国の国際競争力を高める為には、何よりも子供 たちや若者への教育をもっともっと見直し、危機感を持たなくてはならないと思うのです。

そう言えばこんなニュースも有りました。今年の成人式で新成人男女に「あなたは世界に出て国際舞台で活躍してみたいと思いますか?」とインタビュー したら、女子は60%以上が「外国に出て見聞を広げたい、世界で活躍したい。」と答えたのに対し、男子は「世界に出たい」と答えたのが20数%だったと か。

「国内で平穏に暮らしたい。」と答えた男子ばかりだったそうな。
この事は、運動会の駆けっこで、横一線で手を繋いでゴールし、順位をつけないというあの『新学習指導要領』、即ち競争をしない『ゆとり教育』の弊害に他ならないのではないでしょうか。

以前中国旅行の際、中国人のガイドさんから「今や日本は横並びの社会主義国家、中国こそ自由経済の競争社会だ。」と言われ、「えっ?」と聞き返した 事がありました。よく考えてみるとまさにその通りで、中国や韓国の若者たちは想像を絶する厳しい競争社会にもまれ、強国の原点を醸成しています。
    

私たち日本人も、もう一度その原点に還り、『勝つ事』『負けない事』に目を向けなくてはならないのではないでしょうか。         
        

でも・・・我が息子達にも・・・出来てないなあ(悔)
          

平成23年3月号 竹沢建設株式会社 
               

代表取締役 竹澤彰規(一級建築士)