社長のコラム '12.3月号 ≪その2≫

社長のコラム '12.3月号 ≪その2≫

『 サン・チャイルド 』            
 
 我らが茨木市から全国へ発信。 産経新聞に、≪「震災を語り続けたい」ヤノベさんの巨大モニュメント設置≫の記事が出ました。

何やら『サン・チャイルド』というでっかいモニュメントが、以前20年住み続けた南茨木駅前に設置されたというのです。  このモニュメントは茨木市が誘致し、高槻市在住の現代美術家のヤノベ ケンジ氏が製作したもので、高さは6.2mの巨大な子供の像です。
早速見てきました。

デッカイ、少し痛々しい、でもかわいい、そして実に頼もしい姿です
「うわあー、カッコいい、かわいい!」。でもどうしてか、可愛い顔にバンソウコウとすり傷がいっぱい。   そして見たこともない服とヘルメットです。

そうか、記事を読み直して納得しました。
この『サン・チャイルド』の服は放射能の防護服、そして防護ヘルメットだったのです。この顔のバンソウコウとすり傷は放射能に立ち向かい、前に進む勇気と希望を表わしていたのです。  

記事にはあの東日本大震災、福島第一原発事故をみんなで語り続けるために意義深いとの事でした。
 本当にこの子供像は可愛いのですが、彼方を見つめる瞳にはどこか力強さと優しさを感じました。  

そう、私たちも忘れてはならないのです。
今も行方不明者の方の捜索は続けられていますし、家族を失った悲しみを乗り越えながらも、不安と不自由な暮らしを余儀なくされている被災地の皆さんを。  

家族を亡くし、家を流され、生活の基盤も全て失っている方がた。 理解できない「原発事故収束宣言」は出たが、今も放射能に怯えながら、寒く狭い仮設住宅に住んでおられる現実が今、あるのです。

とは言え、私などは相変わらず毎日の生活に追われているだけで、被災地にも未だに足を運ぶ事も出来ず、何もお手伝いする事も出来ていません。本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
 

実は先日、被災地支援をしっかり続けておられる、ある社長より「宮城県南三陸町の漁業支援を行っている。漁民の方がたが暖を取る中古プレハブハウス を安く手に入れられないか」という話が来ました。 ハウスのリースなどを手がける協力会社で調べてもらったところ、関西の中古ハウスはことごとく東北に出 ていて、値段も高騰しているという話で、お役に立つことができませんでした。 自分の非力を嘆くばかりでした。

私などに出来る事は本当に限られています。せめてこうした活動・ニュースを話題にし、まさに「語り続ける事」ぐらいしかありません。
 

何かの手伝いや支援が出来るチャンスを伺いながら、この気持ちだけは忘れないようにしたいと思います。 被災地の皆さんには、どうか前を向き、希望を忘れず進んで頂きたいと思います。

≪ みんなで頑張ろう NIPPON ≫を、もう一度思い起こしましょう
                
     平成24年3月号  竹沢建設株式会社  
     代表取締役 竹澤彰規(一級建築士)