自然素材を使用した健康住宅とは(その1)

シックハウス症候群とは

今やシックハウスという言葉がかなり浸透してきました。シックハウス症候群とは、新築やリフォームしたばかりの家に入ると目がチカチカしたり、頭が痛くなる症状のことを指したり、人を病気にするという意味で使ったりしますが、明確な定義はありません。

また「シックハウス症候群」を「化学物質過敏症」と同じように考える方もおられますが、違います。シックハウス症候群は「建物」が原因となっているので、原因となっている建物から避難もしくは、建物の問題点が解消されれば住めるようになります。

しかし、「化学物質過敏症」は発症の原因がたとえ建物であったとしても、通常は直接原因となった化学物質以外にも反応するようになり、また建物以外の別の場所でも、各種の化学物質によって症状が起こります。

 現代の住宅は、普通につくっても、とても気密が高く出来上がってしまいます。また住宅に使われる建材も昔と違って合板、ビニール壁紙、集成材、接 着剤、化学塗料などの新建材が使われており、大量の有害物質が使われています。使われた化学物質は、製品の中に長期間溜り、ジワジワと揮発し、室内空気を 汚染し、長期間室内に溜まります。このようにして「シックハウス」が起こっています。

低ホルム建材(F☆☆☆☆)は安全ではない

 よくハウスメーカーの営業マンが「当社では使用する建材を最高ランクの、F☆☆☆☆を使用していますので安心です」と言ってお客様を安心させています。シックハウス対策は?の質問にこういう答えが返ってきたら注意が必要かもしれません。

F☆☆☆☆といっても規格でクリアしたというのは、農林水産省が定めた日本農林規格(JAS)のホルムアルデヒド放散基準のことです。これはあくま でも家に使用される材料に関してのことで、室内の測定値ではないのです。それにホルムアルデヒド放散量を規定しているのであって、放散しないことを条件に しているわけではありません。つまり、ホルムアルデヒドは出ているのです。一つ一つの材料から放散した化学物質が室内にたまっていけば、室内におけるホル ムアルデヒド濃度の厚生労働省指針値を超えてしまっていることが多いのが現状なのです。低ホルム建材(F☆☆☆☆)にも問題はあるのです。(長谷川)