理想の住まいを叶える「最終承認」とは?工務店の丁寧な住まいづくりの裏側 茨木市|自然素材|注文住宅|工務店 

こんばんは。
自然素材の注文住宅を建てる茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の長野です。

最終承認とは?住まいづくりの中でも特に大切なステップ

今週は、今月着工するお施主様の「最終承認」がありました。
最終承認とは、設計段階での最後の打ち合わせのこと。
間取り、仕様、仕上、造作、設備、内外装のデザインなど、すべての設計要素が希望通りに反映されているかを確認する、住まいづくりの中でもとても大事なステップです。

営業・設計・工事が連携して行う、工務店ならではの細やかな確認

弊社では、営業担当者、設計担当者、工事担当者とお施主様とで、工事着工前にこの確認を実施します。
打ち合わせで決めたすべての図面について、カタログやサンプルを確認しながら、図面にマーカーでチェックを入れて進めていきます。

これまでの打ち合わせは、その日のテーマに沿って部分的に決めていくものでしたが、最終承認では全体を見直すことができるため、最初に決めた内容も改めて確認することができます。

図面から工程・コストまで、1日かけてじっくりチェック

打ち合わせは朝10時ごろからスタート。
仕様書・仕上表から、外観・サッシ・平面・展開図・照明や電気配線、キッチンや浴室などの住宅設備まで、図面を一通り確認します。
お昼はお弁当をご用意し、午後も続きます。
図面確認の後は、資金計画表をもとにコストと工程の確認、そして最後はお施主様と担当者による捺印式で終了します。
早い方なら16時ごろ、長い場合はもっとかかることもあります。

素材の最終決定もこの場で。今回は漆喰から中霧島塗へ変更

今回の最終承認では、もともと漆喰仕上げの予定だった内装が「中霧島塗」へ変更になりました。
より良い素材を選んでいただき、私たちもとても嬉しく思います。
お施主様も真剣に取り組まれており、最初の1時間ほどは中霧島塗の色や仕上げについての打ち合わせに費やされましたが、事前にしっかり予習されていたおかげで、最終的には17時ごろに終了しました。

最終承認の前には、工務店社内での「3者協議」も実施

実は最終承認の前には、営業・設計・工事の担当者それぞれが持ち場ごとにチェックリストを用いて図面を確認しています。
施工上の問題や図面の間違いなどを事前に洗い出す「3者協議」を行い、そのうえでお施主様との最終承認に臨みます。

一生に一度の住まいづくりを後悔なく進めるために

住まいづくりは、多くの方にとって一生に一度の大きなお買い物です。
だからこそ、最終承認というプロセスを通じて細かい部分まで確認し、お施主様の理想の住まいを実現できるよう、私たちも全力で取り組んでいます。

今週末にはまた別のお施主様との最終承認が予定されています。
もう少しです。
後悔のない、いい住まいになるよう一緒に頑張りましょう。

この記事を書いた人

長野 孝彦

エッグ住まいる工房 代表取締役社長/設計担当 現在エッグ住まいる工房で建てる新築のお住まい全ての設計を担当している建築士。建築業界に携わり30余年、累計300棟以上の住まいづくりに関わってきた。デザイン、機能性、メンテナンス性、そしてお施主様のリクエスト。それらをバランスよく取り入れて暮らし方を提案することを得意としている。

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