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キッチン

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キッチンについて
1. レイアウトの選択
2. 機能性の確保
3. 素材と仕上げ
4. デザインのポイント
5. 環境への配慮

キッチンについて

住まいづくりの中でキッチンは非常に重要なポイント。機能性とデザインの両方を考慮することが大切です。ここでは、キッチンを選ぶための基本的なガイドラインとアイデアをいくつか紹介します。

1. レイアウトの選択

アイランドキッチン
キッチンが空間の中で完全に独立したレイアウト。キッチンの周りをぐるりと回遊可能なため、動線のストレスが少ないことと、家族や友人とのコミュニケーションを取りやすいことが大きな特徴です。

L型キッチン
コンパクトなスペースに適しており、キッチンにあまり空間を取ることができない場合に採用されます。Lのコーナー部分の使用用途を予め計画しておかないと余分なスペースが生まれるため注意が必要。

I型キッチン
対面キッチン（カウンターキッチン）と、壁付けキッチンの2種類に分かれます。最も一般的な仕様のキッチンであり、価格、空間設計、動線、目線などメリットのバランスがとてもいい。

二型キッチン
シンクとコンロがそれぞれ切り離されている作りで、対面のシンク側がコンパクトな場合が多い。アイランドキッチン以上にコミュニケーションを取りやすく、リビングダイニング側から見て視線を遮るものが少なくなるため、インテリアデザインとして優れている。

2. 機能性の確保

作業三角形:
コンロ、シンク、冷蔵庫の3つを結ぶ動線を短くすることで、調理の作業効率が向上します。多くの場合コンロとシンクは大きく離れないため、冷蔵庫をうっかり離してしまわないように気を付けましょう。

収納スペース
引き出しやキャビネットを工夫して、収納力を最大化しましょう。キッチン側の収納に自宅の調理器具や食器がどの程度納まるのか。食器棚（カップボード）はどの程度の広さが必要か。調理家電の大きさや台数が並べられるか。今使っているボリュームを詳しく把握することが大切です。

照明
照明の光量はもちろん大切ですが、照明の色にも選択肢があります。近年目に優しいという理由で主流になっているオレンジ色の電球色ですが、キッチンに関してのみ言えば作った料理の色が正しく見えるように白色の昼白色を採用することが多いです。

3. 素材と仕上げ

ワークトップ（天板）
一般的なワークトップ（天板）として使われる素材は、ステンレスと人造大理石の2種類です。他にもセラミック素材、メラミン素材、クォーツストーン素材などがありますが、メーカー製キッチンの標準的なキッチンでは採用されていないため、オプションの対応や価格の確認は必ずするようにしましょう。

キャビネット（扉面材）
一般的なキャビネット（扉面材）として使われる素材は、化粧シート貼りのものです。他にも木材（オーク、チェリー、メープル）やメラミン、ホーローなどがありますが、ワークトップ（天板）同様メーカー製キッチンの標準仕様ではない場合が多いです。

床材
目的により選択は異なりますが、キッチンは水や油が飛び散ることが多いため、防水性と清掃のしやすさからフロアタイルやシート貼りの床材を選ぶケースと、デザイン性や足先が冷たくなりにくいことを優先して無垢材を採用するケースなど様々です。何を優先するかに合わせて選びましょう。

4. デザインのポイント

カラースキーム
床や壁や室内のアクセントカラーに揃えるパターンと、キッチンをインテリアの一部と捉えて個性を出すパターンに分かれます。キッチンに立つ側から見た時のこと。キッチンを対面側から見た時のこと。それぞれイメージしてみて選ぶようにしましょう。また、明るい色を基調にすると、キッチン全体が広く見えます。

一体感
カラースキームの項でも触れましたが、リビングやダイニングと一体化したオープンキッチンの場合、全体のインテリアとの調和を考えましょう。個性的な色を選び主張するという方法もありますが、「見えるもの」なのか「見せるもの」なのかで色の選び方は大きく変わります。

家電
近年調理家電もスタイリッシュなデザインの物がとても増えました。収納スペース側は家電を全て隠すデザインと、オープンにして見えるデザインに分かれます。見えるデザインの際には、周囲のインテリアとの調和も考えて選ぶとキッチンの空間がより洗練されます。また、スマート家電やエネルギー効率の良い製品を導入することで、快適で経済的なキッチンを実現する考え方も。家電の豊富な選択肢から理想の住まい方に合わせて選びましょう。