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愛知の実家のフルリノベーション工事 着工です!!

 なんか、久しぶりのブログのUPです。

8月はいろいろ忙しくて、あっという間の9月です。

あまりにも間をあけてしまいましたので、ちょっと反省です;;;



さて、春先から計画していた、私の実家のフルリノベーション工事が始まりました。

母がゆっくりと余生を過ごす事のできる家をと思い

姉からの注文です。



今週から解体が始まり

2週間ほどで、柱だけになる予定です。 


たくさんの土壁を全て下ろしています。

ご近所さんが無い場所なので
土埃の苦情はまったく来ません(笑)

田舎はやりたい放題ですね。

解体の2日目には、すっかりと屋根が抜けてしましました。



私が中学2年の時に建った家です。


当時の家は、もちろん耐震なんて考えていませんので
今回は、しっかり耐震設計をしての工事です。
当然、もらえる補助金はすべて申請し、許可が下りての着工です。


耐震補助金・省エネ補助金・バリアフリー補助金
が対象となりました。全ていただくとなかなかの金額になります。


補助金申請や工事の段取りをしていると
実家が建ってる地域が、国定公園内だということで
いろいろ規制が出ててビックリです。




春から本格的に計画して、ようやくの着工です。
お正月には、母が新しい家で過ごせるように
過密スケジュールを組んでしまいました。((笑)))


『頑張ります!!』の大工さんの一言
若いけど、打ち合わせをしていても頼もしい人です。


 そして今日


実家の解体現場からこんな写真が届きました。
木造なのに鉄骨の梁が!!


ゼネコンの土木技術者だった父が、
『この家は、鉄骨が入れてある。』『だから、丈夫な家だ。』と...
生前によく言っていました。


度々のリフォームでは、顔を出してこなかったので
『本当に鉄骨が入っているか、怪しいな・・・』と
家族の間では、疑問の声がチラホラと湧いていました。


さて、この鉄骨!!
トラスで見るからに丈夫な梁です。


住宅屋ではなく、ダムや高速道路を作っていた父が、
会社の人に図面を引かせたと聞いていますが
結果としては、
思いっきり混構造になってます;;




大きなスパンで飛ばすような
間取りじゃないところに入っているので、
父は、ただただ丈夫な家にしたかったのだと思います。


この家を建てた頃の父は、40代です。
自分が住むためではなく、祖父母が暮らすために
建てた家でした。自分はほどんど住んでいない家です。

なぜなら、
その後も70歳を超える頃まで
ずっと、単身赴任で大阪に住み仕事をしていた
いわゆる企業戦士と言われる世代の人です。

さぁ、いよいよ仕事を引き上げて田舎に戻ろうか。と
計画しだした矢先に、ガンで倒れ調べた時には末期でした。
頑固で亭主関白で、気まぐれで家族をふりまわす
我が家の絶対君主でしたが、
皆、父を尊敬していました。



父が建てた家を、壊して建て替えるのではなく
こうして、フルリノベーションで
家を蘇らせる計画にして良かったなと
出てきた梁の写真を見ながら
思いました。


『ほら、儂が言ったとおり
 ちゃんと(鉄骨が)入っているだろう。』
と、ニヤニヤと笑うしたり顔の父が浮かんできます。