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家の間取りを考える時に気を付けて欲しいこと

家の間取りを考える時に気を付けて欲しいこと

家の間取り。みさんにもあこがれはありますか
こんばんは

茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤貫 です

今日のテーマは家の間取りのこと
僕たち建築屋さんはこの間取りの事を「プラン」と呼んだりします
そんな間取りを考えること
打合せで最初期にお話しをするこのテーマについて
少しお勉強していきましょう

家の間取りを〇LDKにしたいと言ってませんか

Q.あたらしいお家、どんな家が欲しいですか?

一番最初に出てきやすい答え
それは「〇LDKの家にしたい」

という部屋数のリクエスト

もちろんそれが間違っているというわけではないです
ですが
①ご飯をちゃぶ台で食べるからダイニングで食事しない
②テレビを全く見ないのでリビングを使わない
③リビングは欲しいが、ソファはいらない
④夜勤の仕事があり寝る時間がバラバラ

と、ご家族のライフスタイルは様々

たとえば①
ダイニングを作らずカウンターにして
その分リビングをゆったり作る
=LDK ではなく LKに

たとえば④
夫婦の寝室を小さな部屋二つに分けた方がいいかもしれない
その場合部屋数は1室増える

大切なのは部屋の数を決めてしまうことの前に
自分たちの生活リズムをきちんとおさらいすることからです

家の間取りの天敵。家相・鬼門

早めに把握しておきたいポイントの中に
この「家相」「鬼門」というものがあります

鬼門というのは、古くから言い伝えされている
間取りの考え方のルールです

本当にざっくりざっくりお伝えすると
◆北東の方角が【鬼門】とされており
 これは文字通り鬼が入る門
 この方角には特に「玄関」を作ってはならない
◆南西の方角が【裏鬼門】とされており
 鬼、悪いものが溜まる場所とされている
 トイレや風呂などの水回りは作ってはならない

他にも細かくはたくさんのルールがありますが
ここでは割愛

この言い伝えは実は根拠のない伝説のような物でなく
古く平安時代に中国から伝わり
その後日本では江戸時代に定着したと言われてます

当然空調や冷蔵庫はないこの時代
玄関が日当たりの悪い北東の方角にあることで
風邪や病気のウイルスが繁殖してしまいやすい

水回りが日当たりのよすぎる南西の方角にあることで
食べ物や水が腐りやすい

だから、この「家相によって家人の体調が悪くなった」
というのはその時代割と理にかなったもので
「伝説」ではなく「学問」だったと言えると思います

この家相は今でも変わらず守りたいとおっしゃるお客様はいらっしゃり
そのリクエストには全力で応えております
しかし、その家相を優先するあまり
◆家がでかくなり高くなる
◆家の間取りが少し使い勝手が悪くなる
というネックが割と生まれることもまた事実

この家相とは上手に付き合っていきたいものです

家の間取りの特殊な部屋

ワークスペース
ヌック
書斎
サービススペース
家事室
ユーティリティルーム

もはや名称多すぎて凄いなと今驚いていますけど
上の部屋はどれも大体同じ意味です

住まいづくりで家の間取りを考える時に
このワークスペースの空間は
結構欲しいというリクエストが多いお部屋です

で、

ここでめちゃくちゃ大事なことがありまして
「その部屋を誰がいつどれぐらい何のために使うか」
です

めちゃくちゃ当たり前の話をしてますが
大手メーカーで営業さんをしていたころの話ですが
過去本当に多くの使われず荷物置きになってるワークスペースを見てきました

そんな空間が憧れで!

はもちろんとても素敵なことです
そういうのめっちゃ好きなので是非叶えて欲しい

ただ
新築した今のこと
住み始めて5年・10年・30年後のこと

あくまで未来は想像の域は出ませんが
10年後ここ使うかなぁと
そういうことも含めて
一度考えるだけ考えてみて欲しいなと思うとこです

暮らし方と、間取りを考える

さて、最後になりますが
まとめのお話

冒頭でお話したように
「〇LDKの家が欲しい!」の前に
皆さんご自身がどんな暮らしを目指しているかを
今一度ご家族と
そして専門家と話をするのはとても大切です

各部屋の広さもまた同じように
「6帖!」ではなく
その部屋に何を置いて
その部屋で何をするのか

それに合わせてどんな広さが必要かの判断をしなきゃいけない

自分でちょっと間取りを書いてみた

そう言ってもってきてくださるお客様も結構いて
最近みんなすごいなおもて拝見してます
サイズ感やモジュール感覚がプロとそん色なくて
いつもびっくり

ですが、その各部屋に入れる予定の家具や動線
その辺は結構スルーされちゃってる場合が多かったり
そこを一度抑えた上でもっかい考えてみて頂きたい
すると間取りがガラリと見違えることかと思います

自由設計の楽しさは
この間取りだけでなく
仕様や素材も一緒に最適なものを見つけられること
是非楽しい住まいづくりになりますようにと願ってます

おやすみなさい