電気配線打合せ 現場で確認して初めて気付く事
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1.住まいづくりで必ず行う電気配線打合せ
電気配線打合せはマイホーム新築の際必ず行う打合せですが、今日はそんな電気配線打合せについてどんなことを決めるのか?どうやって打合せしていくのかについてお話していきます。
みなさんこんばんは
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房の正木です。
2.電気配線打合せって何を決めるの?
「コンセントの位置を決める」
まず多くの方が確実にイメージされるのがこのコンセント関係のお話。
実はこの電気配線打合せというのは、決めるものが予想以上に多くあります。
①コンセントの位置、高さ、必要な数、デザイン
コンセントをどの場所にいくつ設置するか?という話はもちろんのこと、このコンセントプレートもデザインが豊富にあります。
キッチン廻りでミキサーなどのキッチン家電を使う方もいれば、使わない方もいる。
ワークスペースでノートパソコン1台で十分という方もいれば、デスクトップパソコン+周辺機器がものすごくたくさんある方もいる。
コンセントの必要数はライフスタイルによってバラバラ。お客様の住まい方に合わせて必要な数や位置を丁寧に打合せしていきます。
②LAN配線やテレビ配線が必要な場所
コンセントの確認と同じタイミングで打合せします。テレビ配線はリビングは皆さんほぼ確定。それ以外に、ダイニング、和室、寝室、子ども室など。こちらもまた住まい方によって設置方針は分かれます。
そして、LAN配線についてはテレビ配線をした場所には設置しておきたいところ。最近はテレビやレコーダー、あとはゲーム機などもインターネットに繋ぐことが多いので、今はまだ繋いでいなくても設置しておきましょう。
あとはWifiルーターを置く場所にもつけておくのがとてもオススメ。
Wifiルーターはあんまり普段触ることがなく、かつホコリまみれになるのは避けたいという考えから、クローゼットや収納の高い位置に置けるようにしておく方が近年ではとても増えています。
③電気の位置、スイッチの位置
部屋の照明をどんな照明にするか?それによっても変わります。ですが、照明器具の位置や、その照明を点けるためのスイッチの位置を決めるのもこの電気配線打合せのタイミング。
家に帰ってきたら玄関の照明はどうするか?
人感センサー付きにした場合主電源のスイッチはどこにつける?
玄関に入って点けたあと、リビングに入るとき消すのはどのスイッチ?
重要なのは、できるだけリアルにその家で暮らしていることを想像すること。それがリアルであればあるほど、「あ、このスイッチちょっと遠いかも」などに気付くことができます。
3.電気配線打合せは2段階ある
①図面上で行う電気配線打合せ
先に行うのがこの図面上の電気配線打合せ。
間取りが決まり、家の外装・内装をどんな風にするか打合せで決めていく。その流れの中で、打合せをしていきます。ですが、この打合せでは中々難しいのが、「重要なのは、できるだけリアルにその家で暮らしていることを想像すること。」の部分。
過去別の記事で「平面図や3Dパースをどれだけリアルに想像できるかは大きく個人差がある」というお話を竹澤が書いておりましたが、まさにここでご家族間でも若干のイメージのズレが起こる場合があります。そこで行うのが、②現場で行う電気配線打合せ です。
【家の間取りを考える時に直面する空間認識能力のテーマ】
②現場で行う電気配線打合せ
これまでは、図面上で打合せをしていたので、お施主様はスイッチやコンセント等の位置が実際にどのような感じになるのかあまり想像ができていないと思います。
そのためエッグ住まいる工房では、上棟してから電気配線工事に入るまでに、お施主様とスイッチやコンセント等の位置が問題ないか現場で確認するようにしています。
実際の高さや位置を現場の柱や間柱、床などに印をして、一つ一つ丁寧に確認しています。
4.暮らしを想像する
いかがでしたでしょうか。大事なのは「なんとなくたくさんコンセントをつけた方がいいと思うから増やす」「出入口がここだからスイッチをここにする」と決めてしまわないこと。今の皆さんの暮らし方をそのまま新居でした場合を想像する。必要なコンセントやスイッチを丁寧に当てはめることです。
エッグ住まいる工房では、少しでもズレを無くすため現場確認打合せは欠かしません。
これからマイホームをお考えの方も、この現場での電気配線打合せはしておくことを強くオススメします。
この記事を書いた人
正木 豪 MASAKI TSUYOSHI
エッグ住まいる工房 工事・施工管理担当
一級建築士・一級施工管理技士の資格を持つ現場監督。
設計された図面に対して忠実に再現するのはもちろんのこと、その設計の意図を汲み取り、設計士・協力業者と連携することでお客様に感動して頂くことを目標に住まいづくりに取り組む。
この記事を書いた人
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エッグ住まいる工房 工事・施工管理担当
一級建築士・一級施工管理技士の資格を持つ現場監督。
設計された図面に対して忠実に再現するのはもちろんのこと、その設計の意図を汲み取り、設計士・協力業者と連携することでお客様に感動して頂くことを目標に住まいづくりに取り組む。
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