設計図面を現場に反映する現場打合せ|茨木市 工務店 注文住宅 設計士

こんばんは 
自然素材の注文住宅を建てる茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の長野です。

設計士の仕事は図面を作ることだけではありません

現在工事中の現場へ大工さんとの打合せに行ってきました。今回は大工工事も終盤にきたのでカウンター・造作格子・造作棚の打合せです。
平面詳細図という50分の1の図面や展開図という各室4面を横からみた図面でお施主様と打合せをして決めていくのですが、細かい寸法や納まり、お施主様のこだわる部分までは書ききれません。そこは部分詳細図と言ってさらに細かい図面を作図します。

現場での詳細打合せ 職人との連携

現場ではその図面をもとに大工さんと打合せをします。
細かい寸法や納まりの確認と注意事項、お施主様の意図なんかも伝えます。時には現場にある端材に落書きしながらきれいな納まりができるよう相談したりもします。

今回は1時間程打合せをして電気配線をチェックして帰ってきました。
1現場で少なくとも4~5回くらい現場打合せや現場確認に行っています。既製品ばかりで作るのではなく、一つ一つ大工さんを手作りの部分が多いエッグ住まいる工房の現場では、図面の寸法だけでは伝えきれないこともたくさんあるので欠かせない大事な工程です。

無垢フローリング 屋久杉で作る住まい

現場についた時はちょうど大工さんが2階の床を貼っていました。

今回の現場の床は屋久島の杉を使用しています。本土の杉よりもα-セドロール※というリラックス効果がある成分が多く含まれ香りもよく独特の風合いがあります。吉野杉が有名ですが本土の杉に比べ赤身の部分がかなり濃く力強さを感じます。
※セドロール

杉は柔らかく温かみがあり裸足で歩くととても気持ちいい床で提案すると即決で決まりました。私の家も杉の床で冬場でも裸足でいることが多いです。
現場では床を貼ってしまうとすぐに床の上は養生されて完成まで床は隠れて見えなくなってしまいます。次に見れるのは完成して養生をめくる時になります。それまでのお楽しみです。

エッグ住まいる工房ではこうした杉を始め、ほぼ全てのお住まいで無垢の床をお客様に採用していただいています。
どんな床が皆様の好みに合うか、まずは見た目の違いなどを施工事例で是非一度ご覧ください。

また、見た目以外にも硬さ、香り、足触りなど樹種によって一つひとつ特徴が異なります。
実際のお住まいのご案内もできますのでお気軽にお問合せください。

この記事を書いた人

長野 孝彦

エッグ住まいる工房 代表取締役社長/設計担当 現在エッグ住まいる工房で建てる新築のお住まい全ての設計を担当している建築士。建築業界に携わり30余年、累計300棟以上の住まいづくりに関わってきた。デザイン、機能性、メンテナンス性、そしてお施主様のリクエスト。それらをバランスよく取り入れて暮らし方を提案することを得意としている。

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