打合せした内容を図面に確実に反映させる。チェックリストによる入念な確認 茨木市|注文住宅|工務店|自然素材

こんばんは
自然素材の注文住宅を建てる茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の長野です。
本日は設計打合せが終盤を迎えたお施主様の図面チェックを行いました。
コンテンツ
お客様と打合せしたことが現場で反映されるという、一見当たり前のこと
具体的にはチェックリストを用いて今までの打合せで決めたことに漏れがないか、図面に相違がないか、また現場で職人さんが作業のできる図面になっているか等をチェックします。
設計時のチェックリストは私の場合3種類のリストを使い分けしています。
◎設計打合せチェックリスト
◎実施図面チェックリスト
◎確認申請チェックリスト
この3つです。
ちなみに実施図面とは決定した詳細な内容まで記載された現場で施工できるレベルの図面のことです。各々15年程前から独自で作成したものを使用しており設計打合せ、実施図面チェックリストでは約150項目。確認申請チェックリストでは約100項目ありミスや新しい仕様が増えるたびに精査してきたので私の仕事には欠かせない相棒です。
最近では設計打合せチェックリストから打合せ中に確認すること、説明しておくことを抜粋したリストも新たに導入しスムーズな打合せを進められるように工夫もしています。
漏れの無いよう、チェックリストでひとつひとつ確認していく。
チェック方法はチェックリストの項目に従いチェックした内容は図面にグリーンでマーカーし確認すれば項目に日付を記載します。一つ一つの項目につきこのような作業をしていきます。
時には2枚3枚の図面を同時に見ながらの作業になります。
なかなか気の遠くなるような作業ですが項目を消していくので徐々にモチベーションが上がっていきます。カタログや業者に確認をとる必要のある部分はイエローでマーカーし後で確認します。止まることなく進めていくのはモチベーションを下げない為の工夫でもあります。今回はじっくり打合せをしたため比較的チェックもスムーズに進み数点確認事項があった程度でした。
チェックリストだけでなく、経験から来る想像でまたチェックする。
実際にはこういったシステマチックなチェックだけでなく、改めてじっくりと広い視野でイメージしながら図面を見ることで私自身も新たに気付くことや発想が出てきて最終決定までに改めて提案することもできます。
そしてお客様とのチェック。『最終承認打合せ』
弊社では全て決まったあと最終承認といってお施主様と1日掛けて全図面の振り返りをします。最終承認の前には再度チェックをし、現場担当のチェックも入ります。
どれだけいい設計をしても図面の精度が低く間違いのある図面ではいい仕事にはなりません。こういった図面のチェックが図面の精度を上げ、お施主様と時間をかけて決めた想いを正確に現場へ伝えいい住まいづくりに役立っています。
7月中頃着工のK様。もうひと踏ん張りお付き合い宜しくお願い致します。