無垢材の種類と特徴|自然素材の家で知っておきたいメリット・デメリット
こんばんは
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房の勝田です。
弊社ではお打合せやご提案の際に様々なご提案をさせていただいていますが、自然素材の家をご検討されている方の中には、種類が多いと感じられることもあるのではないでしょうか。
そんなお困りの参考になればと、今回も木材に関する記事を書かせていただきます。

自然素材の家と無垢材の魅力
自然素材の家や無垢材の床と聞くと、あたたかみのある雰囲気や木の香りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
注文住宅では、住む人の価値観に合わせて素材を選べるのが魅力のひとつです。
建材として使われる自然素材には多くの種類があり、それぞれ肌ざわりや香り、強度などに違いがあります。
そこでこの記事は代表的な木材の種類や特徴、木材が建材になるまでの流れ、無垢材を使うメリット・デメリットまでまとめました。
建材として使われる代表的な木材の種類
自然素材として住宅に使われる木材には、主に以下の7種類があります。
・杉:柔らかく足ざわりが良い。香り成分セドロールによりリラックス効果あり。
・桧(ひのき):耐久性が高く、水まわりに強い。上品な香りが特徴。
・松:節が多く力強い表情。梁や柱に使われることが多い。
・ナラ(オーク):硬く重厚で傷に強い。高級フローリングに人気。
・栗:水に強く、土台や外部材に適する。経年変化の色味が美しい。
・ケヤキ:非常に硬く、耐久性に優れる。和風建築の柱や床に使われる。
・桜(サクラ):滑らかな肌触りと淡い色合いが特徴。家具や床材として人気。
木材になるまでの流れ
木は伐採後、そのままでは「丸太」と呼ばれます。建材として使うためには皮を剥ぎ、心材と辺材を選別して製材し、さらに乾燥工程(天然乾燥または人工乾燥)を経て初めて「木材(材木)」と呼ばれる状態になります。
中心部の赤身は香りや耐久性に優れ、無垢材の価値を高める部分です。
下図のように構造を知っておくと、木の特徴を理解しやすくなります。

無垢材を使うメリットとデメリット
メリット
・自然な香りや肌ざわりが心地よい
・シックハウス症候群や化学物質過敏症のリスクが少ない
・経年変化による美しさや味わいが楽しめる
デメリット
・柔らかいため傷がつきやすい
・湿度変化で収縮・反りが起こる可能性がある
・集成材よりコストが高い傾向がある
こうした特徴を理解したうえで、ライフスタイルやメンテナンス方法を検討すると、長く愛着を持って暮らせる家になります。
まとめ
自然素材の家づくりは、素材の特性を知ることから始まります。
木の香りや肌ざわりを体験できる見学会やショールームで、実際に五感で確かめながら選んでみるのがおすすめですよ。