検討する際に知っておくと良いヒノキの特徴

こんばんは
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房の勝田です。

上品な色味と特有の香りで馴染みのある木材として知られる「桧(ひのき)」。
古くから寺社仏閣の建築に用いられ、耐久性や上品さを備えた日本を代表する木材です。

もちろん、現代の住宅にも取り入れられており、床材や柱、浴室材などさまざまな場所で活躍しています。
自然素材の家づくりを考えるとき、「木の温かみ」「香り」「安心感」といった要素に惹かれる方は多いのではないでしょうか。

今回は、桧を建材として検討する際に知っておきたいポイントを、いくつかの視点からご紹介します。

  1. 見た目(色味・質感)

桧は淡い乳白色から淡紅色を帯びた色合いをしており、清潔感や上品さを感じさせます。経年によって飴色へと変化していくため、住まいとともに「味わい」を深めていく楽しみもあります。
また、木目が比較的おとなしく整っているため、シンプルで落ち着いた空間を好む方にもおすすめです。

  1. 香り

桧といえば、やはり「香り」。伐った直後はもちろん、乾燥後もほのかに香りが続きます。
この香りにはリラックス効果があり、心身を落ち着かせる作用があるといわれています。
住まいに入った瞬間に感じる「心地よさ」に直結するポイントです。
香り成分については以前のブログ内容もご覧ください。

本物の木の香りで暮らす心地よさ。屋久島杉チップのセドロール効果とおすすめ活用術(新規ウィンドウで開きます)

  1. 抗菌・消臭作用

桧の香り成分には抗菌作用・防虫効果があることが知られています。昔から桧のまな板が重宝されてきたのもそのためです。
住宅に使われる場合も、湿気の多い場所や人が集まる場所でその特性が活かされ、清潔で快適な空間づくりに役立ちます。

  1. 耐水性

桧は耐水性に優れており、浴槽や風呂場の壁材にも古くから使われてきました。
水回りでの使用でも劣化しにくいため、長く安心して暮らせる家づくりの素材として適しています。

このように桧は「見た目」「香り」「清潔さ」「耐久性」といった点で非常に優れた木材です。
一方で、木材の特徴は実際に「触れる」「香る」「光の下で見る」ことで初めて実感できるものでもあります。

9月13日から開催する完成見学会では、桧や漆喰などの自然素材を実際に体感していただけます。
文面や写真だけでは伝わらない「素材の持つ心地よさ」を、ぜひ現地で味わってみてください。

子育て世代が選んだ、自然素材の家完成見学会@長岡京市(新規ウィンドウで開きます)