【住まいづくり10か条】第7条「家の温度差がなく、きれいな空気にする素材で健康な住まいづくりを目指します。」

みなさん、こんばんは。自然素材の注文住宅を建てる茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の代表兼設計担当の長野です。

「住まいづくり10か条」シリーズも、第7条まできました。

これまでにお伝えしてきたように、私たちは“誇りと努力”“ワクワクする家づくり”“妥協しない姿勢”を大切にしながら、お施主様の想いをくみ取り、自然や未来と調和する住まいを追求してきました。そして今回のテーマは、家族の健康を守る“空気と温度”の心地よさについてです。


前回記事【第6条】はこちら

https://www.egg-jp.com/staff_blog/staff_blog-22081/

◆ 室内の温度差をなくすということ

家の中での温度差は、実は“暮らしの快適さ”だけでなく“健康”にも深く関わるもの。冬にリビングは暖かいのに廊下や脱衣室が寒い、という環境は、ヒートショックなどの原因にもなります。だからこそ私たちは、自然素材を使う家でも断熱・気密の性能をしっかりと確保し、家の中の温度差を少なくすることを大切にしています。間取りや素材の工夫も大切になります。

また、1台のエアコンで家全体をやさしく包む空調システムの提案もします。第1種換気システムと組み合わせ、エアコンの空気をダクトで繋がった各部屋へ送ることで、家中の温度をゆるやかに均一化します。コストを抑えつつ快適さを実現できる点が特徴です。無理に強く冷やしたり暖めたりせず、穏やかに空気を巡らせることで、家全体がふんわりと心地よい温度に包まれます。

◆ “きれいな空気”をつくる素材

もうひとつの大切なテーマが、「空気の質」です。私たちは、毎日約15,000リットルもの空気を吸って暮らしています。その空気が化学物質を多く含んでいたら、どんなにデザインが良くても健康的とは言えません。だからエッグ住まいる工房では、・無垢材や漆喰、薩摩中霧島壁などの自然素材を積極的に採用しています。

またこれらの素材は、自然由来である木質繊維からできる断熱材セルロースファイバーと共に湿気を吸ったり吐いたりしながら空気を調整し、ニオイもやわらげてくれます。自然の力で「呼吸する家」をつくることで、空気がいつもやさしく澄んでいる。そんな室内環境を目指しています。

◆ 健康な住まいとは“快適”の積み重ね

私たちが考える健康な住まいとは、ただ性能が高いだけの家ではありません。「玄関に入った瞬間、木の香りに包まれる」「どの部屋に行っても温度差が小さい」「深呼吸したくなるような空気を感じる」そんな“心地よさの積み重ね”が、家族の健康を守る住まいだと思っています。

自然素材の力と設計の工夫と丁寧な仕事で、体にも心にもやさしい空間を。それが私たちエッグ住まいる工房の目指す“健康な住まいづくり”です。


次記事【第8条】 ~公開をお待ちください~

この記事を書いた人

長野 孝彦

エッグ住まいる工房 代表取締役社長/設計担当 現在エッグ住まいる工房で建てる新築のお住まい全ての設計を担当している建築士。建築業界に携わり30余年、累計300棟以上の住まいづくりに関わってきた。デザイン、機能性、メンテナンス性、そしてお施主様のリクエスト。それらをバランスよく取り入れて暮らし方を提案することを得意としている。

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