長持ちする家に必要不可欠な「防腐と防蟻」のお話

1.家の寿命を左右する防腐・防蟻処理
家の耐久性は、構造躯体がどれだけ長く健康に保てるかで大きく変わります。
新築時の耐久性や耐震性が長く維持されていないと安心して暮らすことはできません。
特に注意すべきは「腐朽菌」と「シロアリ」。
どれほど丈夫な構造でも、土台や柱が腐ったり食害を受けたりすれば、本来の性能は保てません。
実は、日本の気候は高温多湿で、木材にとっては非常に過酷な環境。
風通しの悪い床下や壁内で湿度が高まれば、腐朽菌が繁殖し、そこにシロアリが寄り付きやすくなります。
だからこそ長持ちする家には、構造計算や断熱性能と同じように「防腐・防蟻」の考え方が重要になります。
とはいえ、防蟻処理と聞くと「強い薬剤でシロアリを寄せつけない」というイメージが一般的かと思います。
しかし薬剤にも種類があり、持続性や安全性、再施工の必要性などに大きな違いがあります。
2.一般的な防蟻剤と何が違う?ホウ酸系「エコボロンPRO」のメリット
一般的に広く使われているのは 合成ピレスロイド系等の揮発型薬剤。
即効性がある一方、空気中に揮発して分解されていくため、効果は5年程度で薄れてしまいます。
そのため、多くの住宅会社が「5年ごとの再施工」を推奨しており、ランニングコストも無視できません。
また、揮発して効くという性質上、人によってはにおいや刺激を気にされる場合もあります。
一方、エッグ住まいる工房が採用しているのは 自然素材のホウ酸を使った『エコボロンPRO』。
ホウ酸は揮発せず、空気中に飛散しないため、においもなく施工後の空気環境を損なわないのが特徴です。
自然素材の住まいを大切にする弊社にとっても相性の良い方法です。
【ホウ酸防蟻の特徴】
・揮発しないから、効果が長期間持続
・人体への影響が小さく、赤ちゃんやペットにも安心
・腐朽菌やシロアリに対して高い効果
・木材の深部に浸透し、根本的な腐れのリスクを減らせる
特に「効果が減衰しにくい」という点は大きな特徴です。
水で流し落とさない限りは再施工が不要なので、ランニングコストも抑えられます。
3.家の寿命は見えない対策で決まる
防腐・防蟻は、派手さはありませんが住まいの耐久性を左右する重要な部分です。
一般的な揮発系薬剤は即効性がありますが、効果の短期化や再施工の手間という弱点があります。
それに対して、エッグ住まいる工房の エコボロンPRO(ホウ酸系)は
上記のような自然素材×高性能を大切にする弊社の住まいづくりに相性のよい防蟻方法です。
大切なのは「建てた後に、長期間安心して暮らせるか」。
耐震・断熱・間取りだけでなく、構造躯体をいかに長く守るかという視点は、耐久性の高い住まいづくりに欠かせません。
安心して長く暮らせる住まいを検討したい方はお気軽にご相談ください。