無垢材ってなに?自然素材がつくる心地よい住まいの話

1.無垢材とは?——一本の木から生まれる“本物の素材”

無垢材とは、一本の木からそのまま切り出した純粋な木材のこと。
接着剤を使って何枚も貼り合わせる合板と違い、樹木そのものの香り・質感・温かさをそのまま暮らしに取り入れられるのが特徴です。

木は伐採された後も呼吸を続けており、湿度によって膨らんだり縮んだりします。
この「生きている素材」ならではの動きが、室内の湿度を調整し、足触りのやわらかさや空気の軽さにつながっています。

無垢材には大きく分けて針葉樹と広葉樹があります。
樹種や性質によって、住まいの雰囲気や肌ざわりが大きく変わる点も魅力です。

2.針葉樹と広葉樹、それぞれの特徴を知ろう

無垢材選びで知っておくと役立つのが、この「針葉樹」と「広葉樹」の違いです。

●針葉樹(スギ・ヒノキなど)
木の繊維に空気を多く含むため、断熱性が高く、足触りがとてもやわらかいのが特徴です。
冬でもヒヤッとしにくく、素足でも心地よく過ごせるため、子育て世帯にも人気があります。
一方で、柔らかさゆえにキズがつきやすいという側面もありますが、暮らしの跡が味わいとして残っていく素材でもあります。

●広葉樹(オーク・ウォルナットなど)
硬くて重厚感があり、キズや凹みに強いのが魅力。
すっきりとした木目が空間を上品に見せてくれます。
ただし密度が高い分、針葉樹に比べて冷たさを感じやすいため、冬の足触りを気にする方は注意が必要です。

どちらが優れているというより、
「どんな暮らし方をしたいか」
「どんな雰囲気の住まいにしたいか」
によって選ぶのがおすすめです。

3.無垢材が愛される理由——五感で感じる心地よさ

無垢材が人気なのは、性能だけでなく「心地よさ」という感覚的な魅力が大きいからです。

・さらっと気持ちいい足ざわり
・木の香りが生むリラックス感
・年を重ねるごとに深まる風合い
・自分で手入れするほど増す愛着

キズや色の変化も「劣化」ではなく経年美化として楽しめるのが、自然素材ならではの魅力です。

エッグ住まいる工房では、無垢材の種類だけでなく、
「生活スタイルに合う樹種はどれか?」
「足触りの好みや暮らし方にどう馴染むか?」
といった視点から丁寧に素材をご提案しています。
自然素材の家づくりを実践してきた工務店だからこそ、無垢材の扱い方やメンテナンス方法も安心して相談できます。

5.無垢材はお施主様と一緒に成長する

無垢材は、ただの床材や建材ではありません。
木のぬくもりや香り、経年変化による味わいは、
暮らしの時間を豊かにしてくれる大切な要素です。

針葉樹のやわらかさ、広葉樹の丈夫さ。
どちらも自然素材だからこそ持つ魅力があり、選び方によって住まいの心地よさが大きく変わります。

エッグ住まいる工房では、無垢材を実際に触れながら選べる環境づくりを大切にし、
長く愛していただける住まいを考えて素材選びからお手伝いしています。

自然素材の心地よさを知りたい方は、ぜひ一度体験しにいらしてください。





この記事を書いた人

竹澤 貫

エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当 大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。 パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。

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