茨木市で建築士とつくる住まい

1.建築士と住まいをつくるという選択肢

茨木市で住宅を建てようと考えるとき、多くの方は大手ハウスメーカーを思い浮かべられるかと思います。
しかし、もうひとつの選択肢として「建築士とともに住まいをつくる」という方法があります。

建築士との住まいづくりは、ライフスタイルや敷地の条件を細やかに反映できるのが大きな特徴です。
茨木市含め、変形地や高低差のある土地も少なくないエリアでは、設計の工夫が暮らしやすさを大きく左右します。
その点、建築士は敷地のポテンシャルを最大限に活かし、住む人の個性を反映した住宅を設計できます。

「既製品のような住まいではなく、自分たちの価値観を反映した住まいを建てたい」
そう考える方にとって、建築士との住まいづくりは理想を実現できる有力な方法です。

2.茨木市の気候と住宅に求められる性能

茨木市は大阪平野に位置し、夏は高温多湿、冬は底冷えが厳しい地域です。
そのため、住宅において断熱性・気密性・通風計画のすべてをバランスよく整えることが欠かせません。

ここで注目したいのが、自然素材を活かした設計です。
たとえば、室内の壁にしっくいを用いると、湿度を調整する働きが期待できます。
梅雨時期や夏の蒸し暑さも、しっくいが余分な湿気を吸収して快適な空気環境をつくり出します。

また、断熱材としてセルロースファイバーを採用すると、冬の冷気を遮断し、夏の熱気を防ぐ効果を発揮します。
セルロースファイバーは木質繊維を原料とした自然素材系断熱材で、吸放湿性がありしっくいと並んで湿度調整をしてくれるため、茨木市の気候に適した性能を持ち合わせています。

気候と敷地の条件をふまえて建築士が素材と性能を組み合わせることで、より住み心地の良い住宅が実現します。

3.素材にこだわる住まいづくり

建築士とともに住宅を設計すると、素材選びの自由度が大きく広がります。
一般的な規格住宅ではビニールクロスや合板フローリングが標準仕様になりがちですが、建築士の設計ではしっくい壁や無垢床など、自然素材を積極的に取り入れることが可能です。

しっくいの壁は、塗り上げた表情が美しいだけでなく、年月とともに味わい深さが増していきます。
表面の柔らかな質感は光をやわらかく反射し、室内を上質な雰囲気にしてくれます。

また、無垢床は合板とは異なり、一枚板の木をそのまま加工した床材です。
特に針葉樹の場合は裸足で歩くと温かみがあり、冬の冷たさもやわらぎます。
さらに調湿作用を持つため、夏のべたつきを抑え、四季を通じて快適な足ざわりを実現します。

建築士が設計する住まいでは、これらの自然素材を空間全体のバランスに合わせて取り入れることができます。
その結果、デザイン性と心地よさを両立した住宅が完成します。

4.建築士が提案する設計の自由度

建築士との住まいづくりの魅力は、間取りや空間の使い方に高い自由度がある点です。
一見すると日当たりの悪い条件の土地だとしても、間取りの工夫次第では驚くほど明るくなったりするなど、土地の可能性を最大限に活かした計画が可能になります。

また、素材の組み合わせも自在です。
たとえば無垢床としっくいの壁を組み合わせると、ナチュラルで落ち着いた雰囲気の室内空間が生まれます。
さらにセルロースファイバーを断熱材として組み込むことで、快適な室温を保ちながら、省エネ性能の高い住宅を実現できます。

このように、建築士は単に間取りを描くだけではなく、暮らし方そのものをデザインします。
「自分たちらしい暮らし方を反映した住まいをつくりたい」
そんな願いをかなえる大きな力となります。

5.自然素材がもたらす健康的な暮らし

住まいは長く住み続ける場所だからこそ、健康への配慮が重要です。
しっくいは自然由来の素材で、化学物質を含まず、シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物を吸着する性質があります。
そのため、室内の空気を清浄に保ち、子どもから高齢者まで安心して暮らせます。

無垢床も自然の木そのもので、人工的な接着剤や化学塗料を最小限に抑えることができます。
木の香りや温もりは、心身をリラックスさせる効果も期待できます。

さらにセルロースファイバーは新聞紙をリサイクルしたエコな断熱材で、吸放湿性に加えて高い吸音性能を備えています。
外部の騒音をやわらげ、室内での生活音も軽減してくれるため、静かで落ち着いた暮らしが可能になります。

これらの自然素材を組み合わせることで、デザイン性と健康性を兼ね備えた住宅が実現します。
建築士と相談しながら素材を選ぶことで、住む人の健康を守り、快適な毎日を支える住まいが完成します。

6.茨木市でこだわりの住まいを建てるために

茨木市は自然と都市のバランスが良く、子育て世帯や働き盛りの世代に非常に人気の高いエリアです。
この地域でこだわりの住宅を建てるなら、土地の条件や気候をふまえ、柔軟な提案ができる建築士と進めるのも選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

しっくいの壁、無垢床、セルロースファイバー断熱材といった自然素材を取り入れることで、快適で健康的、そして美しい住まいを長く保つことができます。
既成のプランではなく、自分たちの価値観を大切にした住宅をつくることで、毎日の暮らしがより豊かに彩られるでしょう。

住まいは一生に一度の大きな買い物です。
だからこそ、こだわりを反映させて建築士とともに唯一無二の住まいを形にしてみてはいかがでしょうか。
きっと茨木市での暮らしが、より快適で家族にとって価値あるものになるはずです。



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この記事を書いた人

竹澤 貫

エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当 大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。 パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。

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