長期優良住宅ってなに?メリットと注意点を初心者向けに解説

1.長期優良住宅とは?—長く安心して住み続けられるための国の認定制度
「長期優良住宅」とは、長く大切に住める家を国が認める制度です。
耐震性・省エネ性能・劣化対策・維持管理のしやすさなど、複数の基準をクリアした家が取得できます。
つまり
・地震に強い
・劣化しにくく、長寿命
・将来にわたって維持管理しやすい
といった長期目線での安心感が特徴です。
ただし、長期優良住宅は どの家にも必ず必要というわけではありません。
家族の暮らし方や予算、建築計画によっては、メリットより手間やコストが大きくなる場合もあります。
2.メリットは?—安心と資産性が高い住まい
長期優良住宅には、次のようなメリットがあります。
◎ 安心して住み続けられる
耐震性・省エネ性・劣化対策などが高く、長年にわたって快適に暮らせます。
◎ 資産価値が維持されやすい
長寿命であることの証明になるため、中古市場での評価が下がりにくい傾向があります。
◎ 税制優遇を受けられる
住宅ローン控除の上限アップ、不動産取得税や登録免許税の軽減など、お金のメリットもあります。
3.デメリット(注意点)は?—“誰にでも最適”ではない理由
一方で、以下のようなデメリットも存在します。
▲ 建築コストが上がる
基準を満たすための申請手数料などが必要となります。
そのため、必ずどのお施主様にもおすすめできるものとは限りません。
▲ 申請の手間・時間が増える
設計段階での申請が必須のため、
「通常よりスケジュールに余裕が必要」という点も注意が必要です。
つまり、すべての人にメリットが大きいとは限らないのが正直なところです。
3.長期優良住宅は“合う人には大きなメリット”。合わない場合は勧めません
長期優良住宅は
・安心して長く暮らしたい
・資産価値を維持したい
・税制優遇を活用したい
と考える方には大きなメリットがあります。
一方で、
・予算が限られる
・申請にかかる手間(スケジュールの制限)を無くしたい
という方には、必ずしも最適ではありません。
エッグ住まいる工房では、「長期優良住宅だからおすすめ」ではなく、
“お施主様にとって本当にメリットがある場合にだけ提案する” というスタンスを大切にしています。
性能はもちろん、暮らし方・予算・価値観をふまえて、
そのご家族にとって本当に良い住まいづくりをご提案しています。