R垂れ壁(アーチ壁)の使い方や費用、魅力を徹底解説

みなさんこんばんは
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房竹澤貫です。
今回は、「R垂れ壁(いわゆるアーチ壁)」について、その特徴やメリット・デメリット、実際の費用の目安、デザインのバリエーションに至るまで、詳しくご紹介します。
コンテンツ
1. 垂れ壁とは?
垂れ壁(たれかべ)は、部屋の入口や間仕切りに用いられる、天井から少し下がったデザインの壁のことを指します。
このデザインを採用することで、空間を物理的に仕切らずとも、視覚的に「別空間」のような印象を与えることができます。例えば、玄関→リビングといったつながりのある空間でも、垂れ壁を設けることで「場の変わり目」を演出することが可能です。
POINT:空間のつながりを保ちつつ、どこかで「切り替え」を感じさせたいときに使える技術です。

2. 垂れ壁あり・なし、それぞれの雰囲気は?
垂れ壁あり
空間が区切られて見えるため、「別の部屋」としての存在感が強まります。仕切りを設けずに自然なメリハリを生み出せます。
垂れ壁なし
空間がつながり、広がりや開放感が生まれます。リビング・ダイニングが一体感のある場所として感じられます。
垂れ壁のあり・なしについては担当する設計士によって考え方が変わります。大切なのは、垂れ壁のあり・なしについて設計打合せで確認をしてくれる設計士であるかどうかということ。
垂れ壁のあり・なしの見た目の好みはかなり個人の好みに左右される要素が大きいです。完成して見てから「思ってたんとなんか違う」とならないように注意してください。図面がある場合垂れ壁のある場所は点線で表記されることが多いため、そのあたりも気にしてみるといいかもしれません。
3. R垂れ壁(アーチ壁)とは?
R垂れ壁のRというのは円の半径のことを表すもので、垂れ壁の角を曲線にカーブさせることをR垂れ壁と言います。一般的には門の入り口のようになっているこの壁を「アーチ壁」と呼んだりする場合もありますが、僕たち建築関係の人は「R壁」と呼びます。
R垂れ壁の目的はごく単純なもの。
「かわいい」
これにつきます。
4. 費用と注意点
R垂れ壁の施工には、材料ではなく主に大工さんの手間代が費用として発生します。
エッグ住まいる工房では、概ね15,000円程度でご提案していますが、サイズや規模によって変動しますので、具体的にはお問い合わせください。
また注意点として、R垂れ壁の仕上がりに関わるのが、大工さんや左官、クロス職人の手作業の技術力。熟練度によって、仕上がりの美しさに差が出ることがあります。そのため、依頼する会社がどの程度R垂れ壁の施工実績があるかも、事前にチェックしておくと安心です。
5. デザインバリエーション:あなたにぴったりの形を選ぶ

R垂れ壁の形はカスタマイズが可能です。代表的な形を2つご紹介します:
- 角だけ曲げたタイプ:直線と曲線のバランスが美しく、シンプルながら上品な仕上がり。
- 半円型(アーチ)タイプ:丸みが強く、「かわいい」やわらかい印象を強調したデザイン。
どちらにも魅力があり、Rの半径を細かく指定してオリジナルのカーブを作り上げることもできます。たくさんの画像や施工事例を見て、ご自身のお気に入りのスタイルを見つけてみてください。
6. 仕上がり品質を左右する要素
技術力:曲線の精度や美しさは職人の腕次第。
施工実績:過去にどれだけR垂れ壁を手がけてきたか。
素材選定:使用する下地やクロスなどの組み合わせも仕上がりに影響します。
コミュニケーション:イメージや希望が職人に共有されていることが、満足度の高い結果につながります。
7. まとめ:R垂れ壁の魅力と注意点
項目 | 内容 |
---|---|
魅力 | 柔らかく「かわいい」印象を与えるデザイン。空間にメリハリをプラス。 |
費用の目安 | 約15,000円(規模により変動) |
注意ポイント | 職人の技量・施工実績の確認が必須。サイズ・形状の相談も重要。 |
R垂れ壁は、住まいにちょっとした“かわいさ”や“個性”を添えるステキなアイデアです。設計士や職人とじっくり相談して、自分らしい空間づくりを楽しんでください!