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【住宅ローンの返済で損をしないために 繰り上げ返済の効果】茨木市/自然素材/注文住宅/工務店/エッグ住まいる工房


茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房の関口です。


今回のテーマは、損しないローンの返し方。

マイホームを検討される方の多くが住宅ローンという金融商品を利用されます。

文字通り住宅を購入することを目的にした、超高額且つ超長期間の返済が必要となる金融商品です。

ここでは敢えて金融商品と言いましたが、銀行目線で考えると住宅ローンを売ることで「金利」という利益(売上)を得られ、私たち消費者はその分を費用として支払うことで住宅ローンを買っている、というイメージです。

当たり前すぎて何をいまさらと思われるかもしれませんが、その当たり前を疑って少しでも得してやろうじゃないか・・!というのが今回の内容です。

(前提に、住宅ローンは素晴らしい商品だとおもっています。)


それでは、本題へ。

いきなり結論ですがタイトルにもあるように、繰り上げ返済を利用することがその方法(のひとつ)です。


ところで繰り上げ返済って言葉聞いたことありますか?

もしかすると聞き馴染みの無い言葉かもしれません。

もしここで全員が「知ってる知ってる!」ってなっちゃうと、銀行的には金利という利益が目減りするので広まっていない方が都合が良いですからね。


繰り上げ返済には二つの方法があります。

➀返済期間短縮型・・・繰り上げ返済をした分、返済の期間を短くすることができる

➁返済額軽減型・・・繰り上げ返済をした分、毎月の返済額を減らすことができる

ここでは➀を選んだ場合にどうなるかを具体的に見ていきます。


【参考例】

・氏名 関口さん(34歳)

・借入額 5000万円

・返済期間 35年

・返済方式 元利均等 

・金利 変動金利0.6%

※分かり易いように金利は35年間変わらないと仮定します


【返済イメージ】

A.そのままなにもせずに35年間返済した関口さんの場合

5000万円を35年間で返済すると、返済総額は【5540万円】になります。

この上乗せされている540万円が金利(銀行の利益)となるわけです。



B.繰り上げ返済(返済期間短縮型)を利用した関口さんの場合

返済が始まって5年目に200万円の繰り上げ返済をします。

すると、返済期間は35年→33年6ヶ月に短縮されると同時に返済総額も【5500万円】になります。

返済期間 35年 → 1年6ヶ月短縮

返済総額 5540万円 → 5500万円に(40万円お得に)




なぜか。

通常、毎月の返済額は元本分と金利分に充てられています。

例 12万円/月 → 8万円が元本分 4万円が利息分 

ですが、この繰り上げ返済は元本の返済にダイレクトに充てることができるため、その分の金利を支払う必要が無くなります。

そのためこのような効果を得ることができるという訳です。

※ちなみにこの効果は早ければ早いほどお得になる仕組みなので、気になる方は少しでもお早めに検討してみてください


ただし、注意点もあります。

・住宅ローン控除の期間中の方

繰り上げ返済をするとその分ローン残高が減ってしまうため、控除のメリットが減る可能性があります。

タイミングには注意が必要です。

・ほかに出費が見込まれることが予想される方

例えば子育て中の世帯。

住宅ローンは繰り上げ返済で頑張って返済しているのに、一方で教育資金が不足してしまって教育ローンを借りるほかない・・・なんてことになると本末転倒です。

教育ローンの金利は住宅ローンの金利よりもはるかに高いですからね。(2.5%とか)




住宅ローンは、高額で且つ35年という長い年月連れ添って生きていく必要があります。

少しでも賢く付き合っていくため知っておいてもらえると幸いです。

それでは今回はこのへんで。