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注文住宅の打合せのコツ3選!スムーズな打合せのためにやること

注文住宅という単語に対して、その受け止め方は一人ひとりそれぞれ異なります。
自由に決められるのが楽しそう
決めることが多くて大変そう
今日はそんな注文住宅・自由設計の打合せのコツを、実際にたくさんの注文住宅の打合せをしてきた僕の方から、重要なポイントに絞って3つご紹介してみようと思います。
本日お送りいたしますは エッグ住まいる工房 竹澤貫 でございます。

そもそも注文住宅って?

注文住宅というのは、間取りや床や壁の仕様、キッチンやお風呂などの設備を自由に選択できる住宅。オーダーのできる家をつくることを指します。これは本当に気に入ったもの、選りすぐりの物で作ることができますが、お打合せに時間がかかるデメリットもあります。まずご家族のスケジュールのリミット・欲しい物などとも照らし合わせながら、ご家族にとって注文住宅が合っているかを確認することはめっちゃ大切です。

注文住宅の打合せで決めること

注文住宅の打合せでは、家をどんな家にするかを決める打合せ以外にも、相談して決めなければならないことがたくさんあります。それはスケジュールの話や資金・予算の話。どれぐらいの期間打合せをしてどれぐらいの期間工事にかかっていつ入居できるのか。住宅ローンをどこで借りて月々いくらの返済になるのか。総合的なアドバイスを受けながら打合せで決めていくことになります。

注文住宅の打合せにかける時間

この打合せ期間や打合せ回数というのは、住宅会社によってルールがバラバラですので必ず確認しておくようにしましょう。多ければいい、少ないのは悪いというようなことはありませんが、注文住宅で家をつくる場合は打合せ回数が少なすぎると無理矢理決めなければならない恐れがあります。いつまでに決めるのか?何回うちあわせができるのか?などは細かく確認するようにしましょう

総額の予算と住宅ローン、自己資金バランスを考えた資金計画

資金の打合せはできるだけ最初期段階で煮詰める用にしておきましょう。これ以上は無理だと思う絶対防衛ラインをきちんと把握すること。そしてその予算の中で家族が叶えたいものがどこまで含まれているのかということ。
「建てれるっちゃ建てれるけど」
と、4LDKの家を建てたかったのに2LDKしか無理な会社と契約してしまった。なんてことの内容にしなければいけません。補助金や控除、そしてメンテナンス費用など今目の前にある見積書だけでなく先々も見据えて計画しておくようにしましょう

間取り、家の素材選び、設備

間取りや家の素材、設備を決めるステップは明確な正解がありません。だからこそ大変で、だからこそ楽しい。それが注文住宅です。スケジュールや予算という制限をきちんと把握して、それを住宅会社と共通認識として持っておけば、ここは好きなように打合せができる時間です。スケジュール上いつまでに間取りを決めなければならない。などは担当者が案内してくれますし、予算上限を越えそうなリクエストはセーブしてくれます。ここで大切なことは、そういう案内をきちんと真摯にやってくれる担当者さんを見つけましょうね。という結論かもしれません。

注文住宅の打合せがうまくいくコツ

リビングやキッチンなどの気に入った画像を集める

これはインスタグラムで「和モダン リビング」と実際に検索をした時に出てくる画像です。インテリアのデザインは色んな言葉で分類分けされていて

和モダン 北欧 インダストリアル
ナチュラル モダン 和風 西海岸
 


と、例を少しあげてもご覧の通りです。
そして、この一つひとつには明確なルールはありません。「なんか北欧っぽい」で「北欧」になります。お客様からは「モダンな感じがいい」や、「木っぽいのが好き」などのリクエストをもらう場合はとても多いので、その際に
「この写真の感じが好き」という話をすると、設計士やコーディネーターにストレートに伝わります。言葉で無理に説明する必要はありません。

家族で相談して無理に決めなくていい

打合せは多くの場合1週間か2週間に1度ぐらいの頻度で行います。すると、そのあいている期間に家族会議をしてヒートアップすることがあります。

◎リビングに収納を増やしたい
◆いや収納を増やすなら書斎が欲しい
◎どっちもやったら高くなる
◆それはそう。だったら書斎を優先しよう
◎優先するなら収納でしょ
◆いやリモートの仕事もあるから書斎の方が優先だ


ただの想像のご夫婦の会話ですが、なんか想像できる気がしませんか。ですが、この会話は多くの場合結論がでません。なぜなら両方やる!という結論にならない原因の費用という情報がその場にはないからです。そのため、もしこんな感じの家族会議をやったとすると

◎リビングに収納を増やしたい
◆いや収納を増やすなら書斎が欲しい

まででOK。欲しい物やいらないと思った物の話をするだけで大丈夫。
その話を、打合せまでの間で担当者さんにパスしておくか、次回打合せの時に「こんな話になってます」と共有する形がスムーズに進むコツです。それは間取りだけでなく、色決めや素材選択も同様です。普段は情報収集。決めたり相談するのは打合せの時に集中して決める。このサイクルはとてもオススメです。

広く浅く家のことを勉強してみる

家のこだわりはありますか?という質問に
「あります!建物の性能は耐震等級3を許容応力度計算で取得して、気密性能にはあまりこだわりはないです。なので測定しなくて構いません。その分費用を抑えたいです。断熱性能は断熱等級5以上にしてキッチンはウッドワンのスイージーで木製キッチンにした‥‥」
みたいなまあオタクみたいな人はいません。僕はこういうマニアな方大好きですけど。注文住宅を建てる人達ってみんなこんな人やと思われてるらしいのですが、全然そんなことなくて、「そんな強いこだわりみたいなものはあんまりないです」という方が大半です。そんな中「白って200色あんねん」みたいな話で、素材や色、メーカー、性能にものすごい膨大な種類があることを知っていって初めてお客様からこれを使いたいですと言われることになります。知らない・わからないから何でもいい。は、とてももったいないなあと思っているのは、こだわって注文住宅をつくる住宅会社の人はきっとみんな共通してると思います。少なくとも僕はそう思います。

注文住宅の自由さと制限。打合せの楽しさ

いかがでしたでしょうか。注文住宅というのは自由な発想の中で本当に叶えたい憧れを、担当者と相談しながらちょっとずつ決めていく。そんなプロジェクトです。そのため、「もう出来上がっているものを買う方がラクだし性に合う」という方もたくさんいらっしゃると思いますし、そういう方は建売分譲住宅という選択肢がマッチしていると思います。
建売住宅と注文住宅の違いについては別記事をどうぞ
一生に一度のプロジェクト。僕たちは完成した家そのものがいいものになるのは当たり前のことで、そこに至るまでの打合せという経緯も込みで楽しいイベントのひとつと考えています。皆さんの住まいづくりが楽しいものになりますように。心から祈ってます。