トイレ ―デザインVS掃除のしやすさVSメンテナンスコスト-

こんばんは!

茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房のフジオカです。

 

先日、設備の入替を検討されているお客様をLIXILさんのショールームへ案内して参りました。

 

リフォームでは、現場の状況に合わせ、見えない箇所でカスタマイズを求められるケースもあるので打合せをスムーズにするために設備の見学には同行させて頂くことも多いのですが、何よりも商品について、自分の情報をアップデートするにもとても良い機会です。

 

そんな中で、常々迷うのがトイレの選定。

 

 

まずデザイン性が良ければ良いほど、一般的にはコストが上がります。

 

例えばタンクレストイレはタンクがない分すっきりしてオシャレですが、便器単体もタンク有よりもお高くなる上に、別で手洗いを設ける必要もあり、さらにコストは上がります。

 

タンクレスとタンク有を比べた際、デザインは断然タンクレスの方がオシャレとは思いますが、タンク有だと、何かしらで水道を止めた際、止まってしまった際でも、タンクに水を溜めているので一回限りではありますが、いざとなれば使えます。コレ水廻りの工事をしている際は、業者側からすると少し安心材料ではあります^^

 

 

次に。

 

便器部分+タンク部分+シャワートイレ部分を組み合わせる、組合せ便器。

 

便器部分+機能部(タンク+シャワートイレ一体型)を合わせる、一体型便器。

 

両者を比べた際に、一体型便器の方がタンクとシャワートイレが一体になっている分、組合せ便器のようにタンクとシャワートイレの間の掃除の手間は省けます。もちろん、組合せ便器もシャワートイレがスライドでき随分とお掃除はしやすくなっていますが。

 

一体型便器もLIXILさんでいうと、機能部が5㎝ほど上にリフトアップできるので、機能部と便器の間もラクラクお掃除できます。

 

 

ただ、将来のメンテナンスコストを考えた際に、トイレで一番最初に不具合が出やすいのが、電気製品でもあるシャワートイレ部。

このシャワートイレの交換を考えた際に組合せ便器であればシャワートイレ単体の交換が容易に行えます。

一体型も容易は容易ですが、シャワートイレ部だけではなく、機能部の交換となるので、シャワートイレ単体と比べると、やはりコストが高くなりがちです。(ひと昔前は断然シャワートイレ単体の方がお安かったですが、最近では大きな差ではないかもしれません)

 

 

はてさて、皆さまは何を重視しますか?

 

トイレには、その他にも収納という重要なエレメントがあります。

 

ショールームで実物を見学すると、トイレ空間をトータル的に見ることができるので、とてもイメージしやすく、そこもショールームの良いところ。

 

ただショールームを見るだけでも良いのですが、絶対ショールームの方の説明がある方が良いので見学の際は予約することがおススメです!

 

一体型便器の機能部をリフトアップ
組合せ便器シャワートイレをスライドした状態

この記事を書いた人

藤岡 絵美

エッグ住まいる工房 設計・リフォーム営業担当 二級建築士とインテリアコーディネーターの資格を持ち、新築・リフォーム問わず設計目線でお客様の住まいづくりをお手伝いする。 住まいの「心地よさ」を最も大切にしており、その言語化することが難しい部分をお客様ととことんお話すること掘り下げて、実現できる提案に結び付けている。

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