展開図で失敗しない住まいづくり。詳細打合せの大切さとは? 茨木市|自然素材|注文住宅|工務店

こんばんは。
自然素材の注文住宅を建てる茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の長野です。
本日は、現在設計協議進行中のお施主様と展開図を使った詳細打合せを行ったときのお話を書きます。

展開図とは?平面図ではわからない高さや奥行きを可視化

以前にも少しご紹介しましたが、展開図とは、室内空間を詳細に表現した図面のことです。
展開図についてのお話は前回ブログをご覧ください。

具体的には各部屋の4面を横から見た図で天井高やサッシの大きさ、建具や設備の位置関係、棚の幅や高さ記載があるのでどのように収納できるか、また家具配置をどうするか等が立体的にイメージしやすい図面となります。

展開図を描きながら提案と検討を繰り返す

私は打合せの時、平面詳細図の時点である程度お施主様のご要望を伺い、収納量などを計画しています。そして、より正確なボリューム感を確認するために、実際に展開図を描きながら、より具体的な提案を検討することもまたとても大切です。

しかし、設計の仕事というのは単純に図面を製図するだけの作業ではありません。こうした製図段階で、現場での施工が可能かどうかを同時に確認しなければなりません。

毎回悩みながらの作業になるため、時間のかかる図面作成作業ですが、造作工事が多い弊社にとっては欠かせない重要な工程となっています。

具体的な打合せ内容|カウンター・本棚・家電配置まで

今回の打合せでは、展開図をもとに以下のような細部を確認しました:

  • 書斎カウンターの高さ
  • 造作本棚の有効高さと幅
  • キッチン家電の配置
  • 家電上に設置予定の棚の高さとその目的

また、3Dパースも併用し、全体のイメージを共有しながら細部まで検討しました。
これは、「住んでから後悔しないため」に欠かせない大切な打合せです。

展開図が完成すると住まいづくりもいよいよ終盤へ

展開図まで進むと、住まいづくりも終盤戦。打合せはあと少しです。
この段階では、仕上げの色や細かい備品などを、全体のイメージに合わせて選んでいきます

また、一通りの図面も揃うのでお施主様の要望に漏れがないか、各図面で相違がないか、また現場で対応出来ない内容がないか等確認していきます。

設計図は「伝える」ための大切なツール

設計図とは、お施主様とのお打合せを通して決めたことを「確認するため」
そして現場の職人さんに
「正確に伝えるため」の、非常に大事な図書です。

見やすくかつ間違いのない図面作成をするためチェックリストに基づいた数回のチェックを行い精度の高い図面作成に日々心掛けています。とても手間暇の掛かる作業ですがお施主様の想いを一本一本の線にのせる想いで頑張っています。

まとめ|茨木市で自然素材の注文住宅をお考えの方へ

展開図を活用した詳細な打合せは、住まいづくりの成功に直結する大切なステップです。
茨木市で注文住宅をご検討の方、特に自然素材を取り入れた住まいにご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

エッグ住まいる工房では、お施主様と一緒に丁寧に住まいづくりを進めています。

この記事を書いた人

長野 孝彦

エッグ住まいる工房 代表取締役社長/設計担当 現在エッグ住まいる工房で建てる新築のお住まい全ての設計を担当している建築士。建築業界に携わり30余年、累計300棟以上の住まいづくりに関わってきた。デザイン、機能性、メンテナンス性、そしてお施主様のリクエスト。それらをバランスよく取り入れて暮らし方を提案することを得意としている。

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