長岡京市の完成見学会。設計目線の提案・こだわりを解説

こんばんは 

自然素材の注文住宅を建てる茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の代表であり設計も担当しております長野です。

本日は来週末に長岡京市で開催する「完成見学会」の建物をご紹介します。

■建物の大きさとコンセプト

今回のお住まいは、延床約30坪の3LDK。大きすぎず、ちょうどいい暮らしのサイズ感を大切にしながら、自然素材をふんだんに取り入れました。すでにホームページのイベント情報でもご案内している通り、「掃除がラクで、空気がきれい」――そんな実感を日々の暮らしの中で得ていただける住まいです。

■使用した自然素材。素材がもたらす快適さ

―外壁:そとん壁

外壁には、火山灰シラスが原料の「そとん壁」を採用。汚れに強く、長く美しい外観を保てるため、メンテナンスの手間が少なくてすむのが特徴です。仕上げ方も弊社オリジナル。材料自体が主張するのでテクスチャーは少しおとなしめに。

―室内壁:漆喰壁

室内の壁は本漆喰と中霧島塗。静電気を帯びにくいためホコリがつきにくく、拭き掃除の回数も減ります。さらに自然素材ならではの調湿効果で、空気はいつもさらっと清々しい。

―床材:無垢ヒノキ

床材に桧の無垢材を使っています。やわらかな肌触りと桧の香りは、玄関を開けた瞬間から広がります。冬でも冷たさを感じにくく、夏は素足で歩いてもさらりと快適。小さなお子さまでも安心して過ごせる床です。

―断熱材:セルロースファイバー

断熱材にはセルロースファイバーを採用。住まい全体の湿度を調整してため、梅雨でもジメジメせず、冬も乾燥しすぎない室内環境を保ちます。漆喰や桧の自然素材と組み合わせることで、住まい全体が呼吸するように心地よい空気をつくりだします。目には見えないところですが弊社では一番こだわる材料の一つです。 

■間取り・設計の工夫。「鬼門を避ける」

今回の住まいづくりでは、設計上のご要望として「鬼門にかからないようにしたい」というお話をいただきました。そのため玄関や水廻りの配置はしっかりと鬼門を避け、安心して暮らしていただけるようご提案しています。

また、間取り自体は奇をてらわずオーソドックス。ですが、日常を快適に過ごしていただくために、家事動線のスムーズさ、南からの採光の取り入れ方、そして風が心地よく抜けていく通風計画にこだわりました。必要なところにしっかり光と風が届き、家事や子育てが無理なくできるように工夫しています。

さらに、職人の手仕事による造作カウンターや棚、手すりなどもこの住まいの魅力です。既製品にはない温もりや細やかな工夫が、日常の暮らしを豊かに彩ります。

■見学会で体感できること

  • 玄関を開けた瞬間に広がる桧の香り。
  • 漆喰や桧がつくり出す清らかな空気感。
  • 素足で歩いて感じる無垢床の柔らかさ。
  • コンパクトながら広がりを感じる吹き抜け空間。
  • 安心感を大切にしたオーソドックスな間取りと家事動線。

自然素材のやさしさと、生活に寄り添った設計の工夫を、ぜひ現地で体感してみてください。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

ご予約はこちらのイベントページから

この記事を書いた人

長野 孝彦

エッグ住まいる工房 代表取締役社長/設計担当 現在エッグ住まいる工房で建てる新築のお住まい全ての設計を担当している建築士。建築業界に携わり30余年、累計300棟以上の住まいづくりに関わってきた。デザイン、機能性、メンテナンス性、そしてお施主様のリクエスト。それらをバランスよく取り入れて暮らし方を提案することを得意としている。

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