排水管トラブル
こんばんは!
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房のフジオカです。
先日、浴室の排水の流れが悪いということで築50年超えのオーナー様宅へお邪魔させて頂きました。
築50年超えで、今まで浴室をリフォームされたことのない、タイル貼りのいわゆる在来浴室と言われる浴室です。
阪神大震災や大阪北部地震など幾度の地震を経験している築年数の割には大きなタイル割れもなく、とてもキレイにお使いになられているのですが、排水の目皿を外してみると、、、排水管の外周には硬化した石灰分がしっかりと付着し、排水口の径を小さくしていました。。。


少量の水を流してみると、特に問題なく流れているようなので、何かが詰まっているというよりは、排水口の径が小さくなってしまったがために、排水能力が低下してしまっているようでした。
近年の塩ビの排水管であれば、ここまで石灰化したものが排水管にこべり付くことはないですが、石けんカスが人間の皮脂などの油分と水道水のカルシウムと結合して塊りとなったものが、詰まりの原因になることもあります。
特に今回のように、石灰化してしまうと石のように硬くなるので、もはやこうなると高圧洗浄などでも取れません。
え、そんなところ掃除するところなの?と仰られる方も多いのですが、永く安心して住まうために、ぜひ日ごろからのこまめなお手入れ、意識してみてください。
蛇足ですが、数年前、大家族のお宅で、石灰化した大きな塊りが排水口を塞いでしまい、排水が逆流してきてしまったときの、大きな塊りの映像が忘れられません(笑)
おすすめのお手入れ方法
- 週1回程度:排水口のフタや髪の毛キャッチャーを外し、歯ブラシなどでぬめりを落とす。
- 月1回程度:重曹を大さじ2〜3ふりかけ、上からクエン酸(またはお酢)をかけると発泡して汚れを浮かせます。その後ぬるま湯で流すとスッキリ。
- しつこい汚れや石灰化:市販のパイプ用洗浄剤を活用。流れが悪いと感じたら早めの処置が効果的です。