ちょうどいい量を持つ -収納その2-

こんばんは!

茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房のフジオカです。

 

さて不定期に掲載されるフジオカの収納シリーズ。(勝手にシリーズ化(笑))

 

その1では、「使いやすい」を考えることとお伝えしましたが、「使いやすい」を考えるときには、3つの視点が必要。ともお伝えしました。

 

その一つが、「ちょうどいい量を持つ」です。

 

モンゴルの人は、パオという移動式テントのような住居に住んでいるので、持ち運べるだけの物しか持ちません。「モンゴルの人は、7つの物だけで生活しているのに、日本人は7000の物に囲まれて生活しているようだ」という話があるそう。この数の真偽はさておき、私たちの暮らしに物が溢れているのは確かです。

 

私たちはどこか「新製品はいい物」「人が便利だとすすめる物は便利な物」などと、他人を基準にしてしまう癖。はたまた「いつか使うだろうから持っていよう」「頂いた物なんだから取っておこう」などと、「持っていればいい」と思って要不要を判断しない癖があるのかもしれません。

 

結果、「いる物」が暮らしの中にどんどん溜まり、「いる物」に囲まれているはずが、何やら不便な暮らしになっていく。

 

次に、物で溢れた生活の不便さに気付き、昨今よく聞く「ミニマリスト」を目指してみたりします。もちろん「ミニマリスト」が自分にはしっくりくるという方であれば、それはとても素敵なことです。「ミニマリスト」さんの潔さはフジオカの足りないところなので憧れます。

 

ですが、中には「厳選しなきゃ、厳選しなきゃ」と考え過ぎてしまうことに疲れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 

考えないのでもなく、考えすぎるのでもなく、「使う」「使わない」「好き」「好きじゃない」と自分の気持ちに素直にしたがってみてください。

 

そうしているうちに、いつのまにか自分らしい物を、ちょうどいい量だけ使いこなす生活ができます。

 

そう、目指すは無理のない「いつのまにか収納じょうず」です。

 

 

この記事を書いた人

藤岡 絵美

エッグ住まいる工房 設計・リフォーム営業担当 二級建築士とインテリアコーディネーターの資格を持ち、新築・リフォーム問わず設計目線でお客様の住まいづくりをお手伝いする。 住まいの「心地よさ」を最も大切にしており、その言語化することが難しい部分をお客様ととことんお話すること掘り下げて、実現できる提案に結び付けている。

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