家という器を考える -収納その3-

こんばんは!

茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房のフジオカです。

 

 不定期、フジオカの収納シリーズ。
第2弾からすぐにやってきました第3弾、さすが不定期掲載です。

 

さてさて早速。

 

前回は、大まかに言うと、日本人は物が溢れがちなので、ちょうどいい量を持とうよ。というお話でした。

 

ではちょうどいい量というのは、何に対してちょうどいいの?ということになりますが、先に結論を言ってしまうと、タイトルにある通り大きな器であるお家に対して。です。

 

家は暮らしの器です。

「ここ片付けなきゃ」と考えて、目の前の収納スペースだけを見るのではなく、家全体を見てみましょう。

 

そのためには、間取り図(=平面図)を見ながら考えるのがおススメです。

間取り図を持っていない方はざっとで良いので自分で描いてみましょう。家全体を把握できます。

 

~ここからは、新築やリノベーションを計画されている方にも是非やってほしいです~

 

間取り図を見ながら動線(=家の中で自然に動きやすい道筋)を考えます。

 

この動線が、暮らしやすさ、物の取り出しやすさ、しまいやすさを大きく左右します。

 

自分が家のどこで何をしているか、どの場所をどういうふうに使っているかを把握すると、どう物を置けばいいのかが分かってきます。

 

暮らし方はご家族によって全く異なり、十人十色。

 

あるご家族では、お子さまにお手伝いをしてもらうためにはカトラリーはダイニング側にある方が便利かもしれません。

 

コロナ禍以降、家族でタオルを分けるようになった話もよく聞きます。

どこにタオルを収納するのがみんな使いやすいのか。しまいやすいのか。

 

出来る限り細かく、自分の暮らしの動線を考えてみてください。

そして次のことを把握してみてください。

 

・この家で暮らすには、今の物の量でいいのか

・この家でどう物を置けば使いやすいのか

 

この二つがちゃんと配慮されている家であれば、ごちゃごちゃせず、自然と居心地のよい住まいになるでしょう。

 

こうなると「家が狭いから片付かない」という言い訳ができなくなりますね(笑)

 

家が狭ければ狭いなりの「ちょうどいい量」を。

現在物が溢れていると感じるのであれば、それは物の持ち方を考える必要がある。ということになるのです。

この記事を書いた人

藤岡 絵美

エッグ住まいる工房 設計・リフォーム営業担当 二級建築士とインテリアコーディネーターの資格を持ち、新築・リフォーム問わず設計目線でお客様の住まいづくりをお手伝いする。 住まいの「心地よさ」を最も大切にしており、その言語化することが難しい部分をお客様ととことんお話すること掘り下げて、実現できる提案に結び付けている。

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