コテとハンマーで「できた!」に会う日、こども工務店

こんばんは
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房の勝田です。

今週に入り、空気がぐっと冷えました。いよいよ冬支度の頃合いでしょうか。
四季の長さに偏りはあっても、移ろいを肌で感じられるのは、やはり日本の良さですね。

一方で、近年は子どもたちの「自然とふれあう時間」が減っているとも言われます。遊びの中心がゲームやスマホに寄りがちなことも、その一因かもしれません。

それでも、外の空気に触れ、木や植物に手を伸ばし、自然を感じる体験から得られるものは確かにあります。たとえば外遊びなら、落ち葉の上や滑りやすい山道を下りるとき、足裏で微妙な変化をつかむ危険察知の力が育まれます。こうした感覚は、これから生きていくうえで大切な土台になります。

本日、茨木市のおにクルで開催したこども工務店では、そうした“体感”を意識して、上棟体験や漆喰塗りを実施しました。大工や左官などプロの職人が使う道具を、子どもたち自身が扱ってみるプログラムです。


スタッフの説明を受けながらの体験ではありましたが、たとえば漆喰塗り用のコテは、頭で理解するだけでは上達しません。上手に仕上げるには、手首の細やかなコントロールが必要です。慣れない手つきだからこそ、その難しさと面白さがよく伝わってきて、個人的にも興味深い発見が多くありました。


小学4年生の参加者は「コテが押し返す感じがしたけれど、うまくいったときは力を入れなくても滑らかに塗れました。出来栄えには満足です!」と話してくれました。

上棟体験では木製ハンマーと電動工具を使い、簡単な木製の小屋を組み上げます。はじめての電動工具に「ネジが本当に回っているか不安だったけれど、工具から伝わる手ごたえで締まったことがわかりました。思ったより重たかったです」と、素直な感想も。「いま、まさに新しい体験をしている」手応えがこちらにも伝わってきて、嬉しくなりました。

そんな、自然素材に触れ、からだで覚え、必要な力を楽しく身につける体験の場が、私たちのこども工務店です。

次の開催でも、また子どもたちのまっすぐな「できた!」に出会えるのを楽しみにしています。(”すまいるこども工務店”次回開催は5月ごろを予定しています。)


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