土のついた道具やおもちゃ、野菜などを収納するクローゼット|土間収納(どましゅうのう)を便利に使う
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土のついた道具を収納する場所はありますか?
野球をやってる子どもの道具を収納する場所
家族のアウトドアのためのクーラーボックスを収納する場所
ご主人のゴルフバッグを収納する場所
「家の外に置いておくのはイヤ。」
「でも家の中に置くのもちょっと抵抗がある。」
普段特別な趣味があったりするわけでなくともこんな 「ちょっと困るんだよね…。」 と思う収納したいものはどのご家庭にも大なり小なりあります。
今日はそんなものを収納するための空間『土間収納(どましゅうのう)』について、簡単に説明してみようと思います。
「ウチ確かにこれだ」と思うことがあればぜひどうぞご覧ください。
ボリュームを考えるのが難しい土間収納
先日こちらの記事で、「家を建てた先輩に学ぶ『しまった!』ランキング」というなんとも悲しいランキングのお話をしました。第2位が「収納が足りない・使いにくい」という結果。それぐらいこの「新しい家の収納」は作るのが難しいのですが、中でも使い方が限定的なこの土間収納という空間は、必要な量を考えるのが難しい部分。きちんとシミュレーションしておかないと、建てたあとでやたらと余ったり、逆に全然足りなかったりということが起こります。
先輩412人の「しまった!」ランキング
まずはその土間収納の使い道に触れてみます。
_ウォークインの靴箱。シューズクローク
「土間収納」と「シューズクローク」を同じものとして認識する方はあまり多くないかもしれませんが、カテゴリ上は同じものです。
靴の収納の仕方は2パターン。一応比較のために土間収納ではないシューズボックスについても書いておきます。
①一般的に下駄箱と呼ばれるシューズボックスを使う方法

メリット
・省スペースで作ることができるため、収納効率がいい。
・高さを変えられる棚を活用してブーツなども収納可能。
・靴を出すためにわざわざ靴を履く必要がない。
デメリット
・ボックス自体に圧迫感が出るため、それに合わせた玄関の広さ設計が必要。
・奥行が浅く約35㎝前後で作られていることが多く、靴以外のものを収納しにくい。
②ウォークイン・ウォークスルー形式のシューズクロークを使う方法

メリット
・靴以外のものを収納ができるため、融通が利きやすい。
・幅・高さ・奥行などに工夫することで想定以上に靴を収納することも可能。
・収納棚やキャビネットが玄関から見えないため、すっきりとした空間を作ることができる。
デメリット
・靴を取り出すために靴を履く必要がある場合も。
・通路部分を確保するために数字より収納量が少ない。
※その解説はこちら【https://www.egg-jp.com/staff_blog/staff_blog-20683/】
_外で使う道具を収納する玄関収納
玄関の空間に靴以外の家族の外で使う道具を収納するスペースとして、この玄関土間収納を作る場合はとても多くあります。
スポーツ用品、ガーデニング用品、ゴルフバッグ、スノーボード
釣り具、クーラーボックス、レインコート用のハンガー
大きなものだと 自転車 などを収納する場所にされるケースもあります。
これはシューズボックス(下駄箱)では収納しきれないので、もしこの玄関収納を作らない場合は、こうしたものをどこに片付けるのか?は先にきちんと考えておきたいポイントです。
_パントリーとして土間収納を作る
土間収納の空間のメリットとしてあまり注目されないポイントですが、「夏場も冬場も少しひんやりとした部屋を作ることができる」というものがあります。
そもそもこの土間収納の床は、コンクリートのようなモルタルという材料か、タイルで作ることが多く、その床は年中とてもひんやりとしています。
そのため例えば冬場エアコンで部屋を暖めても、その土間収納のドアを閉めておけば、室温より温度の低い空間を作ることができるわけです。
実家や近所の人からお米や野菜をもらうことがある。
お米や飲み物をよく買い置きする。
梅酒や漬物を作る習慣がある。
そんな方にはこのパントリーとしての土間収納はとても効果的です。
何を収納する?どれぐらい収納する?打合せできちんと決める
「収納が足りないからたくさん欲しい。」
新築一戸建てを建てる時、多くのお客様がそうリクエストします。
しかし、その「たくさん」がどのぐらいの量なのかまで細かくシミュレーションされていないことは珍しくありません。
エッグ住まいる工房で建てるお客様の場合、どの収納空間に何をどれぐらい収納するか?というお話をかなり細かく行うため、それが後悔に繋がることはありませんが、お客様が
「これぐらい欲しい!」
と言われるがままに家を建てると、予想以上に足りないということがめちゃくちゃ起こります。
何のために
どれだけのものを
どこに収納するのか
そんなに難しい話ではありませんので、ご家族皆さんでシミュレーションをして、そしてそれを設計士と細かく打合せするようにしてください。
それが、後悔しない収納計画のための近道です。
玄関と土間収納を何にどう使うか細かく打合せして作った家

これは実際に建てられた家の間取り図の一部です。
①靴を収納するためのシューズボックスが左側にある。
②玄関にはロードバイクを置けるスペースを計算して確保。
③外で使う道具類をしまうための土間収納を作る。
今日お話しした内容が大体入ってます。
こちら
12月20日21日 宝塚市で完成見学会をやります。
もちろん玄関以外にもたくさんの見どころがある家ですが、僕はこの計算しまくった玄関回りの収納計画に、The注文住宅 を感じてとても好きだったりします。地味かもしれませんけどものすごく大事。
予約制となるためご予約枠が埋まっていたらお時間を相談する場合がありますが、ぜひお問合せください。
みなさんが新しい家を建てる時、どんな間取りを作るのがいいか。収納計画ってどう考えたらいいか。それがよくわかるお家になりました。
ご来場お待ちしております。
ご予約はこちらからです