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注文住宅にできる自由な注文がどこまでなのか

みなさんこんばんは
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤貫 です

新しいマイホームを検討される方は多くの場合マンションを買うか、家を買うか、もしくは家を建てるかの3パターンにわかれます。
その中の 家を買う と 家を建てる について

一般的には「そろそろ家買おうと思ってんねん」と「そろそろ家建てようと思ってんねん」は同じ意味に捉えられるワードだと思うんですね。
しかしそんな中、僕たちのような工務店やハウスメーカーでお仕事をするヒトはこの「買う」と「建てる」を別の言葉として認識している場合が結構あります。

家を買う、家を建てる

家を買う
分譲マンション購入 分譲住宅(建売)購入
中古マンション購入 中古住宅購入

家を建てる
注文住宅建築 規格住宅建築

これがおおまかな住み分けです。もちろん明確なジャンル分けがされているわけではありませんが、きっとこれを見て「まぁ言いたいことはなんかわかる」となる方もたくさんいるのではないでしょうか。
そして今日はその中で、注文住宅というスタイルの家を建てるハウスメーカー・工務店について、少し掘り下げてお話していこうと思います。

注文住宅と規格住宅

それぞれの違いについて、そのおおまかな違いについてみていきましょう。

  注文住宅規格住宅
間取り自由ルール有・または選択制
構造(鉄・木など)変更不可変更不可
耐震性選択制(会社により変更不可)変更不可
断熱性選択制(会社により変更不可)変更不可
外部仕上げ(屋根・外壁など)選択制(色変更のみの場合も)選択制(色変更のみの場合も)
内部仕上げ(床・内壁など)選択制選択制(色変更のみの場合も)
水回り設備ほぼ自由選択制(色変更のみの場合も)
棚・カウンター等造作ほぼ自由選択制
他設備(太陽光・床暖房など)ほぼ自由選択制
他設備(乾太くん・IoT化など)ほぼ自由選択制・または変更不可
※上記はあくまで知る限りの工務店・ハウスメーカー各社の情報を総合してざっくりまとめているものになります。会社によってルールはバラバラであり、必ずしも表の通りではありませんのでご注意ください。

会社によって変わる自由度の幅

私が過去に勤めていたハウスメーカーでは、注文住宅仕様の商品と規格住宅仕様の商品の両方を取り扱っていました。そこでは、注文住宅仕様の建物の場合でも、水回り設備はメーカーが作るオリジナル設備一式から変えることができず、上の表では「ほぼ自由」記載してはいるものの、どの会社も全てがそうだというわけではないということになります。
また、規格住宅でももうちょっと自由度があったりする場合もあるので、まずはその工務店・ハウスメーカーにどこまでのことができるか聞いてみるようにしてください。

注文住宅の自由さについて、お客様が求めるものと合っているか

さて、まとめ表をご覧頂いておおよそイメージ通りだったでしょうか。それともひょっとすると「もうちょっと自由なイメージあった」という方もいるかもしれません。
これまでにお話をしたお客様方の多くは、「注文住宅」といえば「間取りが自由」という印象までの方が多かったかなぁというのが私の感覚ですが、この曖昧な「注文住宅」や「自由設計」という表現の受け止め方もまた、ご家族によってバラバラ。お客様にとってのこだわりをその枠の中で納得できるのか?が重要です。

実際にあった質問

①太陽光パネルのメーカーを指定できますか?
②窓を2重窓ペアガラスから3重のトリプルガラスに変更できますか?
③室内を珪藻土や漆喰の塗り壁にできますか?
④キッチンをパナソニックのキッチンに変更できますか?

これは過去私がお客様から頂いたご質問。前職場も含めてね

それでいくと、ハウスメーカーにいた頃は①②③④全てNGで、工務店にいた頃は①だけNGでした。②もちょっと▲ぐらいでしたけど

これぐらい会社によって「注文」できる範囲もまた、バラバラです。

標準仕様に合わせるか、理想に合わせるか

多くの場合、工務店やハウスメーカーには「標準仕様」と呼ばれるものが決まっていて、基本的にはその標準仕様からの変更というのは できない または 割高 という説明を受けます。お客様のこだわりがどれだけマニアックか次第。とてもマニアックな方の場合柔軟性がめちゃくちゃ高い会社の選択が必要になるわけです。
自分にとって、家族にとってどのぐらいまでが「標準仕様」の枠におさめられるか。それが注文住宅を建てるうえでの、会社を選ぶうえでの選択基準のひとつになるかもしれません。