ガレージハウスを建てる時の予算や注意点を解説します。
コンテンツ
ガレージハウスという言葉の意味が変わった
ガレージハウスという単語を聞いて「車庫のある家」と結びつける方は今ではあまりいないのではないでしょうか。時代と共に少しずつ様変わりしているこのガレージハウスについて今日は解説していきます。
本日こちらの記事をお届けいたします。茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤 貫 と申します。
従来のガレージの指す意味
もちろん従来の「車を停める駐車場」というイメージそのものがなくなったわけではありません。それが本来の「ガレージ」の意味でもあり、その車庫が欲しくてというリクエストからガレージを付ける家も変わらずあります。
しかし、そんな中別の選択肢として生まれているのが写真のようなガレージのあるガレージハウス。それは憧れや夢の実現として生まれたガレージ。趣味・ロマンのために作られるガレージです。
色んなガレージハウスの楽しみ方
鑑賞する:車やバイクを眺める
ガレージに停まった車やバイクを眺めるのが好きな方のガレージハウス。ガレージに行くことで鑑賞するという方法はもちろんのこと、お住まいの室内から窓越しに眺めることのできるように間取りを作るようなケースも。
作業する:車やバイクをいじる。DIYをする
車やバイクのドレスアップやメンテナンスをご自身でする方。木工などのDIYをするのが好きな方が使うガレージのスタイル。
このDIYこそが、近年増えているガレージハウスの新しいスタイルの主流かもしれません。
収納する:工具や資材、アウトドア用品を収納する
キャンプやアウトドアの趣味ともとても相性のいいガレージハウス。土の付くアウトドア用品をどこに収納するか?というのはいつでもご家族の課題になる話題です。が、そんな悩みを解決し、かつそんなアウトドアギアをディスプレイしたりすることもできるのがガレージの大きな魅力。
外部収納と組み合わせることで敷地を有効に活用してガレージ側は余裕をもって収納できるようにしたいですね。
外部収納についての記事はこちら
集まる:一時的に車を出して友人と食事をしたり語らう
アウトドア趣味の延長線上にあたる楽しみ方な気がしますね。こちらは屋根付きのアウトドア会場を作ることができる考え方で、換気等もきちんと考えてあればバーベキュー会場にするような使い方をされる方もいらっしゃいますね。友人を招いて少し外で語らう。そんな憩いを作ることができます。
主なガレージハウスの種類2種類と費用感
ビルトインガレージ
一戸建ての建物の一部がガレージになっている作り。敷地の広さの都合で車が差し込めるようになっている場合と、ガレージハウスとして楽しむために作る場合に分かれます。今日はこの後者をメインにお話させていただいています。
◎「室内から窓越しに眺める」というのはこの作りでしか実現が難しい
◎勝手口を作り家と直結させることができるため雨に当たらないなど、ストレスのない動線を作りやすい
▲別棟ガレージに比べ高額になりやすい
▲建築ルールが一戸建てと同じルールになるため広さや間口などの制限を受けやすい
ビルトインガレージの費用
参考:車1台分+ゆとり
約150万~200万
庫内の壁を何で仕上げるか?照明をどうするかなどによっても費用に開きはあります。
別棟ガレージ
ごくシンプルな車庫であれば有名な「イナバ物置」の稲葉製作所さんが安価なガレージを取り扱っていますし、外観や内装にもこだわりたい方には下記リンクのような作るガレージもあります。
◎金額を抑えることができる
◎間取りや広さなど土地次第だが融通が利く
▲いかにも「倉庫」な見た目のものもあるため、物の選定によっては金額が抑えられない
▲一戸建ての建物とは切り離されるため、動線の確認が重要
別棟ガレージの費用
参考:車1台分+ゆとり
約100万~
市販のガレージを設置し、ガレージ内を土間コンクリートで仕上げることを想定しています。
ガレージハウスで何をする?
いかがでしたでしょうか。目的や予算によって使い方の分かれるガレージハウス。「私これがやりたかったんだよね。」そう思った方は一度担当者に相談してみることをおすすめします。
この記事を書いた人
竹澤 貫 TAKEZAWA KAN
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。