2026/01/10
「ゼロ次予防」を暮らしに ~ 意志に頼らず健康に近づくライフスタイル
こんばんは
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房の勝田です。
年末年始を慌ただしく過ごした(個人的には車の故障が一番大きいニュース)ため、大掃除が年明けになるという、あまりこれまでにない動きをしたのですが、概ね充実して過ごすことができました。
突然ですが、「病院ってどんな時に行きますか?」
普通は病気になってから行くものという認識があるのかなと思います。
ですが現在の医療制度では、予防医療を「治療中心」から「健康維持・増進」への移行を促す極めて重要な要素として位置づけています。
健康診断が義務化されていたり、特定健診や特定保健指導などが充実しているのも同じ理由からです。
そういう医療分野由来の考え方を住環境にも取り入れた、ゼロ次予防”の暮らしにというものがあるそうです。
医療の世界でいう一次予防は「生活習慣の改善などで病気を未然に防ぐ」こと。
一方のゼロ次予防は、そのさらに一歩手前。
「個人の努力を始める前に、環境側を整えて健康リスクが生まれにくい状態にしておく」という発想です。たとえば「運動しなきゃ」と気合を入れるのではなく、勝手に体を動かしてしまう動線にするといったもの。
ポイントは「健康活動が努力なしで起こる仕掛け」を先に用意することで、ここに建築・住環境の出番です。

建築(ライフスタイルも含む)に採り入れるとどんな感じ?
事例は様々なのですが例えばこんな感じです。
・室内の“緑視率”を上げる
窓から緑が見える、観葉植物に触れられる、木や土の手触りがあることで、視覚・触覚が落ち着かせストレスをため込みにくくします。
・“動きたくなる”生活動線
庭やベランダへのアクセスを良くすることで、意識的に外の空気を取り入れたり、軽い運動を促したりします。
・片づく仕組み
帰宅動線上にモノの“住所”をつくる、よく使うものは“見える収納”に、探し物ストレスや転倒リスクの芽を環境で減らす。
環境操作は「意志の節約」
これは自分の場合ですが「健康に良いことをやろう」と毎回スイッチを入れるのは、正直しんどいものです。だからこそ、環境のほうを一度いじっておくと、いい行動が「選びやすく・続けやすく」なると思っています。
住まいづくりの段階から計画して取り組まないとできないような大きいものもありますが、本質的にはゼロ次予防の本質は”生活の工夫”というように理解しています。
ちなみに、私の自宅では、
室内の緑視率が確保(コーヒーの木)されていたり、手入れ用品が道具のそばにあったり(包丁砥石セット)、非常用持ち出し袋(登山用品兼用)がすぐ持ち出せる位置にあったりなど、割とゼロ次予防に取り組めていたのだなーと振り返れました。
ゼロ次予防はちょっとした工夫で「意志を節約」できるというコスパの高さはあると思います。
ご覧になられている方もよろしければ、無理なく、気持ちよく、続けられる形で、取り組んでみてはいかがでしょうか。
入り口はこんな考え方があるのだなーという軽いもので大丈夫です。
今年もどうぞよろしくお付き合いください。





