2026/01/26
見えない部分にかける手間と時間。設計士による現場打合せ

みなさん、こんばんは。
自然素材の注文住宅を建てる、茨木市の工務店 エッグ住まいる工房 の代表兼設計担当、長野です。
今週末は、今季最強とも言われる大寒波の中、工事中の現場へ確認と大工さんとの仕上げ打合せに行ってきました。現場に着くと、冷たい空気がピンと張りつめ、手がかじかむような寒さ。それでも建物の中には、住まいが少しずつ完成へ近づいている、どこか前向きな空気が流れていました。
私たちの住まいづくりは、図面が完成して終わりではありません。むしろ、本当の意味での住まいづくりは、工事が始まってからが本番だと考えています。
断熱・気密の施工状態を現場で確認する理由
工事中の現場では、断熱材の納まりや下地の状態、無垢材の扱い方、細かな寸法や高さのバランスまで、一つひとつ確認していきます。特にこのような厳しい寒さの中では、断熱や気密の施工状態はとても重要なチェックポイントになります。
また、エッグ住まいる工房の住まいづくりは、既製品だけに頼らず、一つひとつ手作りで行う造作工事も多くあります。そのため、机の上だけで完結する設計では、本当に良い仕上がりにはなりません。
大工さんとの仕上げ打合せで“納まり”を整える(造作の精度を上げる)
この日も現場では、大工さんと図面を見ながら、仕上げについてじっくり打合せを行いました。
「ここは木の表情を活かしたいですね」
「この部分は、将来の使い勝手を考えると、こう納めた方が良さそうです」
そんな会話を交わしながら、その場で細かな調整を重ねていきます。途中、大工さんから「この扉の位置を少し移動させると、より納まりが良くなるのでは」という提案もあり、現場ならではの気づきに、改めて学ばされました。
寒い中での打合せでしたが、長年現場に立ってきた大工さんの経験や感覚は、やはり心強いものです。お互いに意見を出し合いながら、**「この家にとって一番いい形」**を探していく時間は、住まいづくりの中でもとても大切なひとときだと感じています。
完成後に見えない部分こそ、住まいの快適さと安心感を左右する
工事中の現場は、完成後には見えなくなる部分ばかりです。しかし、その見えない部分にどれだけ手間と時間をかけたかが、住まいの快適さや安心感を大きく左右します。
エッグ住まいる工房では、どんな天候の日でも現場に足を運び、設計・現場管理・職人が同じ方向を向いて住まいづくりを進めています。
今回の現場は、今月末で一旦大工工事が完了し、漆喰や紙クロスといった内装仕上げの工程へと進んでいきます。
大工さんの最終日には、現場監督とともに「大工上がり検査」を行い、次の工程へしっかりとバトンをつなぎます。
これからも現場での確認と対話を大切にしながら、一棟一棟、真心を込めて、長く心地よく暮らせる住まいをつくっていきたいと思います。





