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2026/01/25

竹澤 貫

自然素材が健康にいい理由とは。空気を変える4つの理由

みなさんこんばんは
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤貫 です。


室内の空気が悪くなる原因を減らす


「自然素材の家は身体に優しい」

おそらくこの記事を読んでいる皆さんはそんなイメージを持ってるのではないかと思うのですが、なぜ身体に優しいのか?についてちょっとお話するところから始めてみようと思います。

今回はその中でもメインテーマにするのは『室内の空気』について。
4つのポイントについてお話していくのでぜひご覧ください。

1.空気中に揮発した化学薬品 と シックハウス症候群

まずは【空気中に揮発した化学薬品】の影響についてご説明します。

  ―F☆☆☆☆と24時間換気


近年この日本では、家の素材に使われる化学薬品が健康被害をもたらすということが分かっており、結果国によって 人体に影響ある化学薬品がめっちゃ使われてる材料は使えません というルールが決められました。

人体にあんまり影響ないよーというその証明になる最高等級が F☆☆☆☆(エフフォースター)。
このルールは2003年に定められ、それ以降家を建てる会社はみんな F☆☆☆☆ の材料を使い、材料メーカーはみんな F☆☆☆☆ を取得できるレベルのドアや床を作るようになっていきました。

でもそれだけでは健康被害は改善されません。2003年同時に義務化されたのが24時間換気という制度
これは、室内の有害物質や湿気を排出するために生まれたルールです。

つまり、まとめると
「人間の身体のために、有害物質をあまり出さない素材を使って家を建ててね。
 でもそれだけだと健康被害起こる可能性あるから換気絶対してね。」


という内容です。

  ―自然素材の家。漆喰、無垢床


まずここで誤解なく伝えておきたいのは、「F☆☆☆☆ の材料がよくないよ」というお話ではありません。でも「どれぐらい摂取すると健康被害が起こるか?」というのはとても個人差のあるものです。実際に化学物質過敏症のお客様から悩みの相談を受けることは珍しくありません。

「新築の家に行くとちょっと頭がいたくなる」
「ビニールのような匂いで鼻の奥がツンとしてしんどくなる」

これは初期症状です。

さて、そこでビニールクロスに代わり漆喰塗の壁を使ったら。
合板のフローリングに代わり無垢の床を使ったら。

家の面積の大半を占めるこの壁と床からは、この微量の有害物質もほとんど出ていない状態。そんな家を作ることができます。(※正確には有害物質(ホルムアルデヒド)は自然素材の家であっても全くのゼロではありません。)
そうした薬品の匂いに敏感で健康被害を訴えるお客様には、必ずこの自然素材のご説明をするようにしています。

2.空気中に舞うホコリ・花粉・ハウスダスト と アレルギー

続いてこちらは【空気中に舞っているハウスダスト】の影響についてご説明します。

  ―ビニールクロスは静電気を帯びる。そのせいで室内に舞う。


1つ目の化学薬品の話はご存じなことが多い一方で、この静電気の影響についてはあまり知られていないポイント。
一般的によく使われる壁紙(ビニールクロス)はビニール製品なため帯電し、静電気を帯びます。すると室内のハウスダストや花粉が壁に付着しやすくなり、顔の高さにまで舞いやすくなるという特徴があります。結果、吸いやすくなってしまうためアレルギー症状が出やすくなります。

  ―ホコリが床に落ちる 漆喰壁


漆喰や薩摩中霧島。あとは珪藻土なども当てはまりますが、こうした静電気を帯びない材料で壁を作ると、ホコリや花粉はそのまま床に落ちます。すると、あまり吸いにくくなるため、アレルギー症状が抑えられる。そんな力を持っています。

詳しくは過去記事でもう少し詳しく書いているので、花粉症やハウスダストのアレルギーでお悩みの方はこちらもご覧ください。

3.湿気で発生するカビやダニ

続いてこちらは【湿気】の影響についてご説明します。

  ―室内の湿気が溜まるとカビやダニが発生する。


「窓の結露がひどくてなんとかしたい。」

新しい家を考える方の中でも、この悩みのご相談はとても多くあります。
室内に湿気が溜まると
①木材にカビが生える。腐る。断熱材が痛む。など、家自体が傷んでしまう原因になります。
②そしてもちろんそこで住まう方にとっては劣悪な環境になってしまいます。

室内にたまる湿気をどのように除湿するか?というのは、どんな素材、どんな間取りで家を建てた場合でも必要な対策です。

  ―湿気を吸う。室外に逃がす。


漆喰や珪藻土などの塗り壁は、それ自身も湿気を吸湿する力をもちます。そのため、それだけでも一定の効果に期待ができるので、カビやダニの対策をしたい方にはとてもオススメです。

また、壁の材料だけでなく断熱材も工夫することで、吸った湿気をそのまま室外に出してくれる家を作ることもできます。壁の材料・壁の下地の材料・断熱材の材料。湿気対策のために細かく選ぶ方はあまりいませんが、じつはとても大切な素材選びになります。

※注意※
湿気を吸ってくれる効果がとても高い一方で、【過乾燥になる】という可能性もあるのでその点には要注意。
加湿器などを併用しながら適切な湿度を保てるようにするのがポイントです。

4.生活臭。匂いの悩み

そして最後にこちらは【匂い】の影響についてご説明します。

  ―日常的な匂い、生活臭


これは人によっては全く気にならないかもしれないポイントでもありますが、それが「匂い」という要素です。
普通に生活をしていても発生するのが生活臭。匂いに敏感な方にとってはそれが軽減されるだけでも住まいやすさは大きく変わります。また、ワンちゃんなどのペットを飼っていると気になるところ。自分たちは毎日生活してるから気にならなくなってしまっても、周りの方にとってどうなのかな?というのは気になるところ。
【消臭効果のある壁紙】というのも商品としてはありますが、効果のほどはあまり強くないのでご注意です。

  ―消臭効果のある素材を選ぶ


「この壁を使うだけで消臭効果に期待できる」とされるものが実は家の材料には数多くあります。
代表的なものは漆喰壁。これは自然素材ですね。
そしてLIXILの作った製品でエコカラット。消臭効果のあるタイルとしてとても有名。
このように機械に頼らず素材の性質を生かして作ることができることは覚えて損はないと思います。

何のために自然素材を選ぶのか?


以上。自然素材の力についていくつか説明させていただきましたがいかがでしたか。

「自然素材はいいもの」
「自然素材は健康的」

そんなイメージはとてもついていて、良さそうな印象だけが独り歩きしてしまいがちですが、大事なことは「どんな目的で自然素材を使いたいのか?」ということだと思っています。

どんな家にしたいのか。どんな暮らしにしたいのか?に合わせて最適な材料選びをしましょう。

執筆者: 竹澤 貫

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