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2025/12/31

2025年の住宅業界を振り返ります

みなさんこんにちは
今日は自宅から記事を作成。大晦日の日いかがおすごしでしょうか。

茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤貫 です。

そんなわけで2025年も残すところあと10時間ほどとなりましたが、年末のご挨拶を兼ねて1年間を少し振り返ろうかなと。そんなことを考えてパソコンを開きました。これをもって今年のブログを締めくくらせていただこうと思う次第です。

今年1年の住宅業界・社会情勢

まずはこの僕らが置かれている住宅業界について振り返ってみようと思います。
「社会情勢」という一点について話すなら、僕らだけでなく全業界・全国民が本当に激動の1年だったんじゃないでしょうか。
特に物価高騰に至っては仕事の上のみならず家計に直撃するものなので、物が高い・ガソリンが高い・そして何より米がとんでもなく高い。そんな年でした。
それはこの住宅業界においても同じことで、物の価格はやはり同じように上がりました。

しかしながら結論から言うと、「住宅の価格そのものはちょっと上がったかな」というのが簡潔なまとめです。だからそんなに大きな影響はない。
ただ、それに比べどえらい変わったものが2つ。

土地価格 と 住宅ローン金利 です。

それぞれもうちょっとだけ掘り下げます。

土地価格の変動 茨木市の土地が高くなってる

ここ茨木市に住んでる方で、こうした相場観みたいなものに敏感な方には周知の事実。茨木市の茨木駅周辺地価は今ずっと値段が上がり続けてます。

データによるとバブルの頃が高かったピークとして、その後2005年までぐんぐん下がり続けます。
そして2013年まで上げ下げして「これぐらいが相場かな?」と思いきや
その後2014年以降この2025年まで、ずっと土地の価格は上がり続けています。

特にこの2024年~2025年の上り幅は大きき、上昇推移はおよそ+4.28%
これはつまり去年坪単価100万円で買えた土地が、104万円になった。
つまり、40坪4000万円で買えた土地が、今年は4160万円かかるようになりましたよという単純計算です。
ホンマに高くなってます。

 ―金利上昇

住宅ローンを借りる時、多くの方が35年返済のローンを組んでるわけですが、その中で「全期間固定金利」という35年間金利が変わらない商品と、「変動金利」という金利が変わる商品の2種類から選ぶことになります。

 ――全期間固定金利

まずは「全期間固定金利」についてですが、こちらについては 微増 という感じの1年でした。
昨年2024年が1.82%~1.87%台だったのに対し、
今年2025年はこの12月が最高で、1.97%になりました。

パーセントだけではピンと来にくいかもなので、ここにシミュレーションしたものも置いておきます。

4000万円35年返済月々返済額総支払額
2024年 金利1.87%129,852円54,537,599円
2025年 金利1.97%131,890円55,393,566円
差額↑ 1,738円↑ 855,967円

このように、「微増」とは表現したものの、明確に高くなっていることはお分かりいただけるんじゃないかなと思うところです。
が、
これよりも大きな影響を受けているのが「変動金利」です。

 ――変動金利

変動金利という半年に1度金利を見直される商品は、もっと明確に変化がありました。
元々この変動金利は、「全期間固定金利よりも安い」ことが大きなメリットなわけですが、その金利は
昨年2024年が 約0.4〜0.6%台 だったのに対し、
今年2025年は 約0.6〜1.0%台 にまでのぼることとなりました。
(金融機関や借入する方の属性によりバラつきはあります。)
それぞれ間を取って0.5%と0.8%で比較すると以下の通り。

4000万円35年返済月々返済額総支払額
2024年 金利0.5%103,834円43,610,126円
2025年 金利0.8%109,224円45,874,024円
差額↑ 5,390円↑ 2,263,898円

ご覧の通りかなりの変化が起こっていることが分かります。

まとめるとこの通り
「40坪の土地をフルローンで買うぞ!」となった時で、月々の負担額を比較しました。

土地価格(40坪)月々返済額
2024年4,000万円(100万円/坪)103,834円
2025年4,160万円(104万円/坪)113,593円
差額↑ 160万円↑ 9,759円

伝わりますかね。
同じ土地 同じ40坪の土地を買う。なのに去年と今年とで月々の負担額が約1万円変わっている。それだけの差がこの1年の差です。

エッグ住まいる工房の変化

そんなあまりキラキラと明るいわけではない状況とは言えますけども、今年1年の中で僕たちエッグ住まいる工房は様々変化をする年になりました。
『現状維持は衰退』と、かのウォルトディズニーが言ったとか言わないとかされておりますが、その考えは僕たちエッグ住まいる工房もまた同じく思っておりまして、今まで通り、いつも通りに日々を過ごしていてはいけないなと考えてます。

それもそのはず。僕たちが変化しようがしまいが、この住宅業界では大きく3つのことが目まぐるしく変化し続けています。

 ―3つの変化

1つは法改正や規制・基準の変化。
日本という国では常により頑丈な家を。より省エネな家を作るべしと、年々性能に変化が求められ続けています。中には法律そのものが変わる場合もあり、その最先端を常につかみ続ける必要があります。

2つ目に建材や設備の変化。
家を建てるための材料もまた、より高性能なもの。より高効率なものが開発され続けています。採用するしない、良い悪いを知り、そしてお客様に勧めるか否か。そのジャッジをする。延々その繰り返しです。

最後にインターネットやSNSなど情報発信ツールの変化。
ここ数年でお客様からInstagramやYoutubeの話を頻繁に耳にするようになり、お客様方がどんな情報収集をしているか?に変化が訪れています。少し前までは雑誌で情報収集する人多かったんですけどね。そんな変化にも僕らは常に対応していかなきゃいけません。

「昔ながらのやり方」や「モノ」の良さや大切さはよくわかった上で、新しい物をうまく融合させる術を持つ。そのために僕たちはこの3つの変化に対してずっとアンテナを張り続けています。

 ―心構えの話

これは「変化」というか、本質の部分は何も変わらないのですが少し心構えに変化があった1年になったのでそれも買いとこうと思って今ポチポチやってます。
それが

「時間をかけて、丁寧に、お客様にいい物を作る。」ということです。

やってること別に創業以前から変わってません。ずっとやってる。
なのですが、この1年でそれを強く自覚・再認識したという話だけです。
前回ブログで僕はこのエッグ住まいる工房として、何かを選ぶときに理由を大切にして、納得して選びたい人が僕たちのお客様になるだろうと、そう定義付けをしました。

それと通ずる話にはなるわけですが、その「理由付け」って物凄く大切やと思ってます。
それもそのはず、
Amazonで買える1万円の掃除機も
Panasonicの5万円の掃除機も
ダイソンの8万円の掃除機も
それぞれに値段以外の特徴が必ずあって、お客様側はその中で「〇〇だから」という結論を見つけて選んで買うわけです。

エッグ住まいる工房をたくさんのお施主様が選んで下さった理由の中の一つもまた
「時間をかけて、丁寧に、お客様にいい物を作るから。」があったりするわけです。

だから今年そのことが軸として改めて定まったので、2026年は胸を張って
「いい物を作ってますよ。」と、そうお客様にお話ししていきたい次第です。

冒頭の集合写真の通り、今年はまた2人の新しいメンバーと新年を迎えることになります。
「スタッフのことをもっとお客様に知ってもらいたいよね」というミッションも僕らにはありますので、お目見えしやすくなるんじゃないかなとかおもてます。

それでは、冒頭で「こんにちは」とあいさつしたにもかかわらず筆がノリ
気付けば外は真っ暗になった そんな大晦日を過ごしました。
エッグ住まいる工房竹澤から年内最後のお便りでした。

皆様良いお年をお迎えくださいませ。

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