間違いのない現場にするための建物検査 茨木市|自然素材|注文住宅|工務店 

こんばんは 

自然素材の注文住宅を建てる茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の長野です。
本日は現在工事中のお施主様の現場の大工上がり検査に現場監督と行ってきました。

大工上がり検査とは?

大工上がり検査とはその名の通り大工工事が終わるタイミングで行う検査のこと。
図面通りできているか納まりの悪いところがないか、またコンセントやスイッチの設置高さや位置等チェックします。
コンベックス(メジャー)片手に図面を見ながら寸法、仕上りを一つ一つ確認していきます。最近は図面が見えなくなってきたので眼鏡を付けたり外したりしながらの作業となります。若い頃は縮小した図面でも見えていたのですが・・・(笑)

人の作るもの。人の作る仕事。

大工上がり検査の目的は仕上工事が終わってから間違いや納まりの悪いところがみつかると手直しが大変になることと漆喰塗は一発で仕上げたいので手直し工事を未然に防ぐためです。

現場工事も人が行う工事です。見やすい図面、施工のしやすい図面をなるべく意識して作成しているつもりですがたくさんのご要望の書込みのある図面なので文字も小さく見落としや勘違いをしないとは限りません。
また、現場監督もチェックをしているのですが設計目線で見るのと少々違ったりもします。手戻りや手直しをなるべく減らし、各業者が円滑に進める為の一つにお大切な工程です。

お施主様のこだわりを現実にするために必要な仕事

今回の現場はお施主様のこだわりの部分が多く予算が上がりすぎてしまい、調整の為に造作のカウンターの中に既製の家具を入れ込み一体に仕上げる部分がありました。詳細図を作り念入りに打合せもしたのですが実際の家具の寸法が若干違ったようですが柔軟に対応して頂きました。それ以外もとくに問題はなく終了しました。大工さん丁寧な仕事ありがとうございました。

これから仕上工事に入っていきます。クロスに漆喰、設備機器や照明等の機器取付、そして大工さんの建具吊り込みや可動棚の取付。約1か月掛けて仕上げて完了検査、社内検査、そして竣工を迎えます。もう少しで完成です。U様、お楽しみにお待ちください。

エッグ住まいる工房が行う建物検査

エッグ住まいる工房では、今回テーマに挙げた「大工上がり検査」の他にも、数多くの現場調査・検査が行われます。

1.三者立会い
契約後行われる最初の調査。営業・設計・現場担当者3名で、お客様の土地の状態確認をする。
2.地盤調査(第三者立会い)
土地の地盤が規定の強度を持っているか確認する検査。エッグ住まいる工房ではスウェーデン式サウンディング試験を行っている。
3.配筋検査(第三者立会い)
建物の基礎配筋ができた段階で行う検査。基礎図面に書かれた通りにきちんと工事されているか。建築基準法の規定を満たしているかを確認する検査を受ける。
4.中間検査(第三者立会い)
建物の骨組みができた段階で行う検査。構造図面に書かれた通りにきちんと工事されているか。建築基準法の規定を満たしているかを確認する検査を受ける。
5.大工上がり検査
今日のテーマ。工事途中で図面通りに工事が行われているか確認する。
6.完了検査(第三者立会い)
建物が完成した段階で行う検査。図面に書かれた通りにきちんと工事されているか。建築基準法の規定を満たしているかを確認する検査を受ける。
7.社内検査
完成した建物に対し、色や仕様などに誤りがないか。家にキズや汚れがついていないかを確認する検査。
8.施主検査(お施主様立会い)
全ての検査を終えた後、お施主様ご本人に行っていただく最終検査。

目的は全て、お施主様との打合せで決めたものが、間違いなく誤りなく、理想の住まいの形として完成させるためです。
弊社にお任せ下さっているお施主様はどうぞ安心して、引き続きお打合せを楽しんで下されば幸いです。

この記事を書いた人

長野 孝彦

エッグ住まいる工房 代表取締役社長/設計担当 現在エッグ住まいる工房で建てる新築のお住まい全ての設計を担当している建築士。建築業界に携わり30余年、累計300棟以上の住まいづくりに関わってきた。デザイン、機能性、メンテナンス性、そしてお施主様のリクエスト。それらをバランスよく取り入れて暮らし方を提案することを得意としている。

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