漆喰の本当の実力|におい・湿気・空気の質はどう変わる?

1.なぜ漆喰は「空気が変わる」と言われるのか
漆喰の部屋に入ると、すっと鼻が抜けるような澄んだ空気を感じる人が多くいます。
これは、漆喰が化学物質ではなく天然の「石灰」を主原料としており、素材自体が空気を汚さないためです。
調湿・消臭・抗菌といった機能も備えているため、見た目の白さや質感だけでなく、暮らしやすさそのものを引き上げてくれる内装材としても認知度が高まってきています。
エッグ住まいる工房でも、自然素材の良さを体感いただける住まいづくりを大切にしており、漆喰はその代表的な素材のひとつです。
2.においが気になりにくい壁材の理由
漆喰が持つ特長のひとつが「消臭作用」です。
原因物質を吸着して分解することで、ペット臭・生活臭・湿った洗濯物から発する空気中のにおいなどを抑えてくれます。
とくに梅雨時や冬場の室内干しをする家庭では、この効果を実感しやすい傾向があります。
一般的なビニールクロスはにおいを吸収・分解する機能がないため、においがとどまりやすい空間になりがちです。
漆喰であれば自然と空気が整いやすくなります。
エッグ住まいる工房の完成現場見学会でも、「空気が澄んでいる」「新築の変なにおいがしない」といった声をいただく理由は、こうした素材の力によるものです。
3.湿気とカビ対策に強い漆喰の力
漆喰には、湿気を吸ったり吐いたりして調整する「調湿性」があります。
ジメジメする季節には余分な湿気を吸い、乾燥しやすい時期には水分を少し戻してくれます。
これにより、室内の湿度が極端にブレにくく、結果的にカビの発生を抑える効果も期待できます。
リビングや寝室はもちろん、意外と湿気がこもる玄関やクローゼットにも向いている素材です。
とくに日本の夏は蒸し暑く、冬は寒く乾燥しやすいので、調湿性のある自然素材が暮らしの快適性に直結します。
エッグ住まいる工房では断熱・気密の性能とあわせて、自然素材の調湿作用を活かすことで、四季を通じて「心地よい住まいの空気」をつくっています。
4.漆喰がつくる「ずっと心地よい空気」の理由
漆喰は静電気が起きにくい素材でもあります。
そのためホコリや花粉が壁に付着しにくく、空気の清潔さが保たれやすいのも大きな魅力です。
小さなお子さまやアレルギーが心配なご家庭でも、落ち着いた空気環境をつくりやすくなります。
また、経年変化で味わいが増すのも漆喰の魅力で、一度塗ればずっと使い続けられるといった長期的なメンテナンス性に優れています。
漆喰や自然素材の家がつくる空気感や雰囲気は、毎日の暮らしに深呼吸したくなる余白を与えてくれます。
エッグ住まいる工房では、こういった自然素材の性能を引き出すため、職人が一つひとつ丁寧に仕上げています。
見た目の心地よさだけでなく、におい・湿気・空気の質といった見えない快適さこそが、漆喰の本当の実力です。