2026/02/14
完成前に確かめたいこと ~構造・断熱の見どころ~
こんばんは。
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房の勝田です。
私たちの暮らしは、当たり前に見えるものほど“見えない仕事”に支えられています。
朝、さっと淹れたコーヒーが美味しいのも、前夜にミルを掃除しておいたり、道具が手の届く場所に揃っているから。
出かける前に靴が気持ちよく履けるのも、乾かし方や手入れを少し気にかけているから。
こうした「目立たないひと手間」は、暮らしを派手に変えるわけではありませんが、壊れにくく、乱れにくくしてくれます。
つまり、損耗を減らすための段取りや点検、整備です。
丁寧に暮らす方ほど、実はこういう部分に価値を感じているのではないか、という気がします。

住まいづくりも同じです。完成した家は美しく見えても、暮らしの質や家の寿命を左右するのは、壁の中や床下など“見えない部分”だったりします。
柱や梁の骨格、金物の取り合い、空気を逃さないための気密のつながり、断熱材の入り方、床下の湿気の通り道、現場の段取り。
完成後は隠れてしまうこれらは、実は住み心地の差として、じわじわ効いてきます。
だからこそ私たちは、「見えるところ」以上に「見えなくなるところ」を丁寧に揃えることを大切にしています。
とはいえ、「見えない部分を見る」といっても、専門知識が必要そうに聞こえるかもしれません。けれど最初の一歩は、案外シンプルです。家を見るときの“判断軸”を、まずは3つだけ持っておくと、情報に振り回されにくくなります。
・ひとつめは骨格です。強そうに“見える”かどうかより、取り合いが整っているか。金物や固定が丁寧に納まっているか。現場の落ち着きは、こういう部分に出ます。
・ふたつめは連続。断熱は“入っているか”より、欠損や隙間がないか。気密は“つながっているか”。どこかで途切れると、後から効率や快適性に差が出やすくなります。
・みっつめは水分。床下の湿気、防湿や通気の考え方、防蟻の守り方。ここは見た目に派手さがないぶん、長く住むほど「差」が現れやすいところです。
この3つの視点だけでも、家を見る目はかなり変わります。
そして、これらは完成してからだと確認できないことが多い。だから「建てている途中に見ておく」ことには、きちんと意味があります。
そこで私たちは、完成したら二度と見られない“家の心臓部”を確かめられる機会として「構造・断熱見学会」をご用意しています。
構造・気密・断熱・床下の守り、そして現場の段取りまで。設計の考え方と施工のリアルを並べて見ていただける内容です。売り込みの場というより、「自分の判断軸で答え合わせをする場」。静かに確かめたい方にこそ合う見学会だと思います。





